迫る都知事選! 「誰に投票していいか全く分からない人」のための“戦略的な投票”とは?
来月7日に投開票を迎える東京都知事選、「絶対この人に投票する!」という候補者がいない場合、何を判断材料にして、誰に投票すればいいのか? 【映像】「危ないですよ、降りて」小池氏の演説に現れた不審な男 政治学者の佐藤信氏は「都知事選に限った話ではないが、一般的に2つの考え方がある」と説明した。 「一つは『戦略的投票』だ。これは自分の票を選挙の結果に影響を与えない、いわゆる『死票』にしないための方法。情勢調査などの結果を受けて、『有力である』とされる競っている候補者に投票するものだ。仮に自分が応援している候補でなくても“まだマシ”な方に投票する」
「もう一つは『シグナリングとしての投票』だ。これは『自分はこういう意見を持っている』と声を上げる投票だ。前提として、都知事選に立候補するには300万円の供託金が必要であり、有効投票総数の10分の1を獲得できなければ没収されてしまう。かなり高いハードルで、多くの候補はそれだけ覚悟をして立候補しており、それによって多様な選択肢を持つ民主主義が保たれている。みんなが戦略的投票をしてしまうと、(有力候補以外は)供託金が没収されてしまうし、『自分は支持されていないのか…じゃあ次は出なくていいや』と考えることになりかねない。競っている有力者に戦略的に投じるだけでなく、『私たちはあなたを応援してるよ』とシグナルを出す、社会に向けても『こういう声もあるよ』とシグナルを出す、という考え方もあることは知っておいてよい」 「どちらが正しいということはない。ただ、誰が都知事になるかに影響を与えたいと思うのか、反映されなくても自分の声を挙げたいと思うのか、整理してから候補を見直してみるとよいのではないか」 (『ABEMAヒルズ』より)
【関連記事】
- 【映像】ディズニーは違う意味で“夢の国”になった?「入口ゲートを越えた瞬間、みんなスマホばっかり見ている」「家族4人バケパ利用で40万円は高すぎ」 オリエンタルランドに聞いた
- 【映像】「乳房の発達も目で見た」「陰毛の確認は全ての生徒に行なった」 小学校の内科検診に苦情相次ぐ…“気持ち悪さ”の背景とは
- 「普通に気持ち悪い」 小学校隣接の公園で父娘の性的関係描くアダルトビデオ撮影 弁護士「一律NGというわけではないが…」公序良俗と表現の自由を考える
- 「川に飛び込んで救助」を美談にしないで!…夫を亡くした妻の叫び 水難事故“救助死”どう防ぐ?
- 【映像】20代で大腸全摘→あまりの痛さに「モルヒネの100倍効力の医療用麻薬」服用の瞬間(マンガ)