日本馬以外の有力馬は? 競馬の祭典「ドバイミーティング」の馬券戦略
世界でも有数の競馬の祭典ドバイミーティング
今週末にはドバイで6つのG1競走を含む9つの重賞レースが行われます。これは先日行われたサウジカップデーやロイヤルアスコット開催、凱旋門賞ウィークエンド、ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップ、香港国際競走と並ぶ世界有数の競馬の祭典。日本からも多くのトップホースが参戦する事で話題を呼んでいます。 ⇒【写真】ドバイシーマクラシックに挑むリバティアイランド 今回の記事では日本で馬券が発売されるドバイゴールデンシャヒーン、ドバイターフ、ドバイシーマクラシック、ドバイワールドカップの4つのレースの見どころについて解説をしていきます。ぜひこちらの記事を参考に、今週末のドバイミーティングを楽しんでみてください!
日本にとって高い壁/ドバイゴールデンシャヒーン
馬券発売が行われるレースで最初に開催されるドバイゴールデンシャヒーン。しかし、当レースにおいて日本馬はこれまで1勝もあげることが出来ていません。 2014年以降、コロナにより開催がなかった2020年を除く9回の勝ち馬の内5頭がアメリカ馬。現在日本で父として活躍しているマインドユアビスケッツなどがいます。また、残り4頭の内のエックスワイジェット、スイッツァランドの2頭はアメリカ生産馬。実質9頭中7頭がアメリカ馬と言えます。 ダートの本場アメリカのレースは前半からハイペースで飛ばし、どれだけ粘り込めるかという競馬のスタンス。そのため特に短距離路線ではアメリカ馬が作るハイペースが強烈で、追走スピードについていけない馬がドバイゴールデンシャヒーンでも多く見られます。 今年出走の日本馬でもっとも注目を集めるのはリメイクでしょう。前走はサウジアラビアのリヤドダートスプリントを勝利。昨年3着の雪辱を果たしました。ただし、昨年のドバイゴールデンシャヒーンは5着。今年もアメリカ馬が数多く参戦しており、末脚が武器のリメイクにとって追走で脚を削がれないかがポイントとなりそうです。
昨年の忘れ物を取りに再びドバイの地へ/ドバイターフ
馬券発売2戦目はドバイターフ。その名の通り芝のレースで、かつてはドバイデューティフリーというレース名でした。日本馬は2007年にアドマイヤムーンが初勝利。その後、2014年にジャスタウェイ、2016年にリアルスティール、2017年にヴィヴロス、2019年にアーモンドアイ、そして2022年には同着でパンサラッサが勝利しています。 日本馬にとって相性の良いレースですが、その要因はメイダン競馬場が平坦コースで直線も長く、芝も香港のシャティン競馬場と同じなため日本馬にとって欧州のようにパワーを要する馬場ではない点などが挙げられます。 今年出走の日本馬の中でもっとも注目すべき存在はやはりドウデュースでしょう。昨年の当レースではドクターストップがかかって出走できず、今回がリベンジの舞台となります。昨年の有馬記念では見事な復活劇を果たし、今年は昨年の忘れ物を取りに来ました。また、日本馬は他にも昨年の2着馬ダノンベルーガや覚醒したマイルCS1着馬ナミュールにも十分チャンスがありそうです。 また、海外馬では愛チャンピオンSでオーギュストロダンやルクセンブルク、英インターナショナルSではモスターダフ相手にそれぞれ好走しているナシュワにも注目です。