「予選7着になったときは辞めようかと」56歳競輪選手、チャレンジ戦に苦戦もキレ味取り戻し通算400勝リーチ!/宇都宮競輪
宇都宮競輪場のミッドナイト競輪「楽天ポイント使えるKドリ杯(F2)」が3日に開幕する。5Rのチャレンジ予選に出走する疋田敏(56歳・愛知=59期)に話を聞いた。 チャレンジに降級した直後はリズムが悪かった疋田敏だが、3場所前の岐阜から調子が一変し、本来のキレ味を取り戻した。 「函館の予選で7着になってしまった後は本当に辞めようかと思いました」と言うほど本人も慣れないチャレンジ戦に手を焼いたそうだが「そこで自分の回復力が落ちているとようやく気づいた。そこから調整を変えてみてここ3場所は自分でも調子が戻って来た感じ」と手応えを感じている様子。 メンバー表を見せるとニヤリと「お! 岩元! 嬉しいですね。前回の福井では3日間連係して予選、準決勝で1着を取らせてもらった。彼はレースも上手いし、後ろに優しい仕掛け。もうおんぶに抱っこで任せます」と連係相性もバッチリ。 現在399勝で通算400勝に王手が懸かっている状況だが「300勝まではあっという間。これならすぐに500勝できると思っていたが、(400勝までは)長かったね。昔の大ギヤの頃はパワーがなくても技術で勝負できた。今の3.92になってからはそれが通用しなくなったので」と振り返ってくれた。 疋田自身も調子がいいようだが、予選は徹底先行で売り出している、かつ好相性の岩元叶馬の番手。前回に引き続き差し脚を伸ばして400勝を決めたい! (アオケイ・松野記者)