掘り出し物になる? 戦力外となった有望株(3)まさかの非情宣告だったが
プロ野球の世界では、ドラフト会議を経て新しく球界に入る選手が誕生するが、現役引退や戦力外通告など、球界を去る選手もいる。しかしながら、戦力外となった選手の中には、他球団への移籍を機に飛躍を遂げる事例もある。今回は、戦力外通告を受けた若手選手の中で、抜群のポテンシャルを秘める選手を紹介したい。
増田珠
・投打:右投右打 ・身長/体重:179cm/84kg ・生年月日:1999年5月21日 ・経歴:横浜高 ・ドラフト:2017年ドラフト3位 近い将来のレギュラーとして期待されていた増田珠。今季は自己最多の出場数を記録したが、まさかの非情通告。その後、東京ヤクルトスワローズとの契約が合意に至ったことが発表された。 横浜高では主軸を務め、甲子園でも打線を牽引した増田。その活躍はスカウトの目にも留まり、2017年ドラフト3位で福岡ソフトバンクホークスに入団した。 高卒2年目の2019年に一軍デビューを飾ったが、プロ初安打はお預けに、その後はけがの影響もあって、目立った活躍をできないシーズンが続いた。 それでも、2022年にプロ初安打・初本塁打を記録。持ち前の長打力を見せ、存在感を示した。 今季は自己最多の35試合に出場。打率こそ.182だったが、シーズン終盤は主に右の代打としても起用された。しかし、今オフにまさかの戦力外通告。その後、ヤクルトへの入団が発表された。一軍で活躍できる能力があるだけに、新天地での覚醒を期待したい。
ベースボールチャンネル編集部