「もし出なくても一番にチームのことを」悔しさを越えてたどり着いたパリ切符、バレー女子代表の荒木彩花が語った五輪への思い
日本バレーボール協会は1日、パリ五輪に出場する女子日本代表12人を発表し、荒木彩花(SAGA久光)=福岡県大野城市出身=が初選出された。眞鍋政義監督は「ブロックがいいので、そこに期待したい」と選出理由を説明した。 ■【関連】「盛大なガッツポーズで盛り上げたい」バレー女子五輪代表に初選出、荒木彩花が意気込み 荒木は取材に応じ「試合に出て活躍することが一番の貢献ではあると思うけど、もし出なくても一番にチームのことを考えられる選手になりたい」と献身的な役割を誓った。 日本代表を志したのは2020年に入団した後だという。SAGA久光のチームメートで東九州龍谷高(大分)の先輩にあたる平山詩嫣や中川美柚が日本代表に選ばれる中で自身には声がかからず「取り残された気分になってしまって、本当に悔しい思いがあった」と思いを語った。 パリ五輪のバレーボール女子は28日に開始。1次リーグは12チームが3組に分かれて総当たりで争い、各組上位2チームと3位のうち上位2チームの計8チームが準々決勝に進む。世界ランキング7位の日本は1位のブラジル、4位ポーランド、20位ケニアとともにB組。銅メダルだった2012年ロンドン五輪以来、3大会ぶりのメダル獲得を狙う。
西日本新聞社