日中佐官級交流、中国で始まる…12月4日まで各地の軍施設を訪問
【北京=川瀬大介】自衛隊と中国軍の中堅幹部が交流する「日中佐官級交流事業」で、海上幕僚監部の長岡善成・1等海佐を団長とする訪中団が中国訪問を始めた。訪中団は26日に到着し、12月4日まで北京など各地の軍施設を訪れて中国側と交流する。28日に北京で記者会見した事業の窓口となる笹川平和財団幹部によると、27日には中国軍の調査研究機関・軍事科学院幹部と面会し、中国側から日中関係の重要性を踏まえて事業に期待する趣旨の発言があった。
事業は2001年に同財団などの主催で始まり、これまで日中双方から計約450人が参加した。