選挙中のSNS運用めぐり斎藤知事ら「刑事告発状」提出 立花氏公開のデータは県の内部情報漏えいか
■県の内部情報漏えいか 元県民局長が管理の情報をNHK党・立花氏が公開
さらに、兵庫県庁内では“情報漏えい”が疑われる新たな問題も。 「知事のパワハラなどの告発は真実ではない」と知事選で主張していた、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首。 先週末、SNS上で斎藤知事を告発した元県民局長が管理していたとみられるデータや、関係者の顔写真などを公開したのだ。
■斎藤知事は「第三者機関で対応を検討する」と繰り返し回答
データが本物であれば、県の内部情報が漏洩したことになるが、そのことについて斎藤知事は…。 兵庫県 斎藤元彦知事:SNS上で出ているような文章がどういうものか、私も確認できていないので、弁護士などをいれた第三者機関の中で、事実関係を確認するのが大事。 (Q.今後、県警に相談は?) 兵庫県 斎藤元彦知事:まずは事実関係を、第三者機関で確認するのが大事。その流れの中でどういうふうに対応するか適切に考えていくのが大事。 記者団からの質問に対し、何度も「第三者機関で対応を検討する」と繰り返した。 県は今後、第三者機関を設置し、立花党首が公開したデータの調査を行うとしている。
■第三者機関がしっかりと事実を究明することが大事
立花氏が拡散している画像などの真偽については、今後、第三者機関を設置し調査を行うという。 斎藤知事とPR会社社長を公職選挙法違反の疑いで刑事告発するという動きもあった。 共同通信社 編集委員 太田昌克さん:告発の動きは、受理されたらしゅくしゅくと捜査が進むと思います。事実は1つしかありませんから、それを見極めることになる。 私が気になるのは、元県民局長の方はどういう理由か分かりませんがお亡くなりになられた。ご家族そして親しい方々、関係者、今もその死に対して苦しんでおられる、悲しんでらっしゃる方たくさんいると思います。 それにもかかわらず、県の内部から内部情報が仮に漏えいしていたとしたら、それが拡散されていたら、その悲しみ、苦しみが余計輪をかけるような、苦しみに塩を塗り込むような行為です。 第三者機関が本当にしっかりファクト・事実を究明する。そして厳正に対処していただきたいと思います。そうしないとこの県民局長、亡くなられた方が浮かばれないと思います。 (関西テレビ「newsランナー」2024年12月2日放送)
関西テレビ