三嶋駒で「平和な新年に」 三嶋大社で仕上げ作業
三島市の三嶋大社で2日、正月の縁起物「三嶋駒」の仕上げ作業が行われた。神職や巫女(みこ)らが麻ひもを結びつけ、焼き印を押して完成させた。 三嶋駒は絵馬と形は似ているが、奉納せずに持ち帰る同大社オリジナルの置物。1954年から現在のように厚みのある独特な形となった。開運招福のお守りとして親しまれている。 高さ7センチ、横幅10センチ、厚さ4・5センチの三嶋駒は、来年の干支(えと)のへびや小判などが描かれ、約1カ月かけて7500体を作った。高さ15センチ、横幅20センチ、厚さ6センチの大駒も180体用意した。巫女の塩崎夢七さん(23)は「喜んでもらえるよう丁寧に仕上げた。来年は平和な年になってほしい」と話した。 三嶋駒は既に授与を始め、大駒は3日から。初穂料は三嶋駒が1300円、大駒が1万円。
静岡新聞社