藤岡真威人20歳、ヒーロー役で初主演。父親の藤岡弘、とは「ちゃんとケンカができる関係」
いわゆる“2世”とみられることをどう思うか
――藤岡さんは、デビューとなったSEGAのCMで、せが四郎を演じたときもお父様からのアドバイスを受けたとお話されていました。芸能界ではいわゆる2世とみられることに抵抗を感じる人もいますが、藤岡さんはご家族でとても仲がいいのを隠そうとしませんね。 藤岡:自分は小さな頃から、とにかく愛情たっぷりに育てられました。物心ついていないときから愛情を注いでもらっていて、その感覚というか、経験が僕の体と記憶に残り続けています。だから父の言うこと、教えること、親に対しての抵抗が芽生えないですね。 それに、別に無条件に従っているわけではないんですよ。小さなころから、反発したいときは反発しています。お互いにちゃんと意見を言い合う関係性ができているので、日ごろから不満やストレスがたまることがないんです。 ――お姉さんに2人の妹さんと、兄弟も多いですが、「ひとりでいたい」と殻に閉じこもった時期は。 藤岡:そうなったら周りがこじ開けにきますから(笑)。それに信頼関係が続いているから、そもそも殻に閉じこもるといった状態になっていないですね。 ――反抗期もなかった。 藤岡:反抗期というか、反発したいときに反発して、そのときにとことんケンカして、寝て、次の日は仲良し。その繰り返しです。ちゃんとケンカができる関係なので、こじれることがないのだと思います。
藤岡ファミリー総出のあのCMの出来に「我ながらうまくできた」
――ご家族といえば、皆さんの眉毛を活かしたKATEのアイブロウマスカラのウェブCMもかなりの反響でした。 藤岡:あのときは企画の内容を聞いたときから、「これは面白いな」と思いました。まず父がすっごい剛毛なんです。いまだにふっさふさの毛ですし、眉毛もしっかりしていて、僕ら子どももみんなちゃんとその点を引き継いでるんです。 だからこの眉毛、僕たちもアイデンティティのひとつだとしっかり思っています。そこがうまくはまって、企画で使っていただけたのが嬉しかったのと、面白さがありつつも、ちゃんと僕らの良さを引き出してくださっていて、そのバランスがとても良かったので本当に感謝しています。 ――撮影現場はどんな雰囲気だったのですか? 藤岡:みんなで「これいいね」とか。マスカラの色や、どれくらいつけたらいいかとか、みんなで相談して試行錯誤しながら進めました。 ――かっこいいのと面白いのと、絶妙でした。 藤岡:ありがとうございます。我ながらうまくできたなと(笑)。みなさんにも楽しんでもらえたみたいで、嬉しいです。