藤岡真威人20歳、ヒーロー役で初主演。父親の藤岡弘、とは「ちゃんとケンカができる関係」
『ウイングマン』は今までにない新しいヒーロー
――『ウイングマン』はどんなヒーローだと感じましたか? 藤岡:1980年代に大ヒットした伝説の作品ということで、僕は生まれていなかったので読んだことがなかったのですが、オファーをいただいた直後に全巻買って読みました。すごく面白かったです。 これまでヒーローと聞いて自分の中で思い描いていたのは、最初から強い正義の味方だったんですけど、健太は、ヒーローに憧れてはいたけれど、最初から強いわけではないんです。 アオイさんに出会ったことで、姿が変わっただけじゃ自分の理想とするヒーローにはなれないことに気づいて、成長していく。そこに今までにない新しいヒーロー像と魅力を感じて、すごく感動しました。 ――実写化発表と同時に、ファンからの反響もすごかったです。予想以上で驚いたのでは。 藤岡:発表の際は本当にドキドキしていました。初主演という点でもドキドキでしたし。でもみなさん、本当に温かい声ばかりで。連載から40年経ってますけど、みなさん、とにかく待っていたんだなと伝わってきました。 そうした作品にキャスティングしていただけて本当に光栄ですし、その期待に応えられるだけの熱量で取り組んだ自信はあります。
『パワーレンジャー』などで知られる坂本浩一監督によるアクションは必見
――最初はプレッシャーもあったのでは? 藤岡:実写化に対する声に対しては、正直シビアな声も覚悟はしていました。でも本当に温かい声が多くて、感謝しきれないです。 原作の桂先生や、監督、スタッフさん、共演者のみなさんたち、いろんなものがタイミングよくかけ合わさって世に出たものが、みなさんに受け入れてもらえているのだと思います。 ――アクションを楽しみにしているファンも多いかと。 藤岡:そこはおそらく皆さんが思っている以上に、たくさん盛り込まれていると思います。振り返ってみると、このドラマの半分以上は殴ったりけったり、吹っ飛ばされたりしていたんじゃないかなと(笑)。 坂本浩一監督がアクションにお強いお方なので、やっていくうちにもっともっととなったのかな?(笑) 台本で感じた以上に、相当やった印象です。それに健太は、中身はただの一般人なので、やられて吹っ飛ばされることが多くて、いままでにないアクションの勉強になりました。