金価格が上昇-購入再開の中国人民銀、準備資産分散化と元安警戒か
(ブルームバーグ): 金相場は9日の取引で値上がり。中国人民銀行(中央銀行)が半年間停止していた金購入を11月に再開したと週末に明らかにした。
金価格は一時0.6%上昇し、1オンス=2650ドルをわずかに下回る水準に達した。
人民銀の金保有高が先月、16万トロイオンス増加し、7296万トロイオンスとなった。7日発表の公式データで分かった。人民銀は4月まで1年半連続で金備蓄を増やし、金価格上昇を支える一因となっていた。
金購入の再開は、金が歴史的に高値で推移しているにもかかわらず、人民銀が依然として準備資産の分散化と通貨価値の下落に対する備えを重視していることを示している。
原題:Gold Advances as China’s Central Bank Resumes Buying After Pause、China Resumed Gold Purchases Last Month After Prices Soared (1) (抜粋)
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Sybilla Gross