キオクシア上場を東証があす承認、時価総額7500億円-関係者
(ブルームバーグ): キオクシアホールディングスが計画している新規株式公開(IPO)について、22日に東京証券取引所から上場承認を得る見通しであることが、関係者への取材で分かった。
関係者によると、想定時価総額は7500億円程度で、12月中旬に上場する予定という。
キオクシアのIPO承認については、先にロイターが複数の関係者の情報を基に報じていた。報道によると、米投資ファンドのベイン・キャピタルなどが保有株の一部を売り出す見通し。
アシンメトリック・アドバイザーズの日本株ストラテジストであるアミール・アンヴァルザデ氏は、人工知能(AI)の普及に欠かせない高帯域幅メモリー(HBM)を持たないキオクシアにとって、投資家の目に魅力的に映るようにするには、評価額をかなり下げる必要があるだろうと述べた。
キオクシアのIPOを巡っては、当初10月上場を目指していたが、半導体株が調整局面にあったことから、タイミングを見極めていた。今月8日に公表していた資料では12月から2025年6月の間にIPOを目指すとしていた。
--取材協力:田村康剛.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Yuki Furukawa