スポーティな走りを楽しみたい! マニアックだけど初心者向けの中古車 10選 海外で注目のクルマ
8. シトロエン・サクソVTR(1997-2003)
長所:驚くほどパワフル、魅力的なハンドリング 短所:安全性に疑問、錆びやすい シトロエン・サクソVTRは、確かに旧時代のクルマという感が否めないが、スポーツモデルへの最良のエントリー・ポイントの1つであることに変わりはない。 C2 VTRに搭載されている1.6L 4気筒の旧バージョンを使用し、最高出力は90ps。あまりパワフルではないように聞こえるかもしれないが、車重は約900kgと軽いので、公道では驚くほどパワフルに感じられる。 ワインディングロードでも有利に働き、オーバーステアについて学ぶことができる。 ただ、安全性には注意が必要だ。2000年のユーロNCAPでは、サクソVTRは乗員保護性能はわずか2つ星と評価されており、またABSも標準装備されていない。 購入にも細心の注意が必要だ。カスタムの対象として人気を集めていたため、疑わしい改造が施されたものが多い。また、錆に悩まされる年代でもある。よくある問題箇所はリアアクスル、シル、フェンダーだが、念のため車両全体を徹底的にチェックしよう。 中古車価格の幅は、走行距離の長い個体で2000ポンド(約40万円)から、保存状態の良い例では7000ポンド(約140万円)以上だ。とはいえ、サクソVTRはモダンクラシックカーとしての地位を確立しつつあるので、価値は上昇傾向にある。
9. シトロエンC1(2005-2014)
長所:コーナーでの遊び心、フィエスタより安い 短所:かなり遅い、改造されていないか注意深くチェックすること さて、並みいる競争相手をスルーして、風呂場の水のように面白みがなく、紀元前のテクノロジーを採用した、何の変哲もないシトロエンに飛びつくエンスージアストがどれだけいるだろうか? それこそが、このクルマを買うべき理由なのだ。何も書かれていない1枚の紙のようなものだと考えてほしい。通勤通学用の道具からビション・フリーゼのような愛くるしい親友まで、望めばどんなものにもなる。レースカーにもなる。 専門サイトでは、サーキット走行可能な仕様に改造できるキットが3700ポンド(約75万円)で購入できる。うまく改造すれば見栄えもいいし、そもそも車両自体が安いので、修理に大金がかかる心配もない。 エンジン排気量は1.0Lしかないため、遅い。しかし、得られるものもある。コーナーでは遊び心があり、強いプレッシャーを感じることなくいつでも楽しめる。 上記のフィエスタよりもさらに安価で手に入れることができ、保険料も最も安い部類に入る。