J2歴代最多の観客動員でオレンジに染まった国立競技場。主将・北川航也は「改めて清水の凄さを感じた」
「選手として、幸せを感じた瞬間でした」
[J2第33節]清水 1-1 横浜FC/9月28日/国立競技場 「この時期に国立での首位攻防戦。演出されたみたいですよね。絶対に勝ちたいです」 【画像】J2最多入場者数を記録した首位決戦をプレーバック!|J2 第33節 清水 1-1 横浜FC 国立競技場での2位・横浜FCとの試合前、こう語っていたのは清水エスパルスの主将・北川航也だ。結果は、1-1のドロー。狙い通りの勝利とはならなかったが、首位の座をキープできた点はポジティブに捉えられるだろう。 加えて北川が感動したと語るのが、J2歴代最多の55,598人が集った国立のスタンドだ。本拠地のIAIスタジアム日本平にも、毎試合、数多くのサポーターが詰めかけるが、国内トップクラスの観客動員を記録した横浜FC戦で、クラブの力を実感したという。 「改めて清水の凄さを感じたゲームになりました。ポテンシャルや、クラブの規模は、やはり凄まじいなと。選手として幸せを感じた瞬間でしたが、それだけに、サポーターに勝利を届けたかったです」 国立競技場では昨季、悔しさを味わっていた。昨年のJ1昇格プレーオフ決勝の東京ヴェルディ戦。アディショナルタイムに入るまでは1-0でリードしていた清水だったが、90+6分にPKで失点し、1-1のドロー。引き分けの場合は年間順位の優位性を確保するため、リーグ戦年間順位が上位のクラブを勝者とする、とのルールにより、“J2残留”をつきつけられたのだ。 ただ、昨季のイメージは、サポーターの声援とともに消えたと北川は語る。 「オレンジに染まったスタジアムを見た時に、苦い思い出は消えました。これだけ人が集まることはそうそうないと思うし、これこそが清水エスパルスだなと。ただ、勝点1で満足している選手、スタッフは誰ひとりいないので、次に向かってしっかりと準備したいです」 清水ジュニアユース出身の北川が、中学時代から支えてもらったクラブと街の底力を再確認した国立での横浜FC戦。今季、ここまで10得点と躍動するキャプテンは、残りの5試合でもハイパフォーマンスを継続し、チームをJ2の頂点へ導けるか。 クラブ初のリーグ制覇とJ1行きの切符が、サポーターへの何よりの恩返しになるはずだ。 取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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