メジャー初挑戦の菅野がまず乗り越えるべき壁は? 「ピッチクロック」と高木豊氏 「意外と投球間隔が長い」「自分主導で投げるとか」
元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使してオリオールズ移籍が決まった菅野智之投手について語った。 2020年にポスティングシステムを利用した大リーグ挑戦を試みたが、コロナ禍もあり夢は実現しなかった。それだけに高木氏は「よかったね。やっと行ける」と祝福。単年約20億円と報じられた契約内容については「単年でもいい。よかったらまた契約してくれる」とし、35歳という年齢や、メジャー初挑戦という状況によるものだとした。現在は日本人選手が不在の球団に決めたことも「しっかり選んでそこに入っていくのは菅野らしいし強さを感じる。よかったと思う」と支持した。 オリオールズでは先発ローテの3、4番手起用が予想されている。そんな中で「一番気をつけなきゃいけないのはピッチクロック。意外と投球間隔が長い」と指摘。日本でもバッテリーを組む小林捕手と話し込む姿が見られるなど「ちょっと長さを感じる。これは制限があるから投げなきゃいけない。それの整理(が必要)」とした。 同時に「自分で組み立てないと、自分で投げたいボールは出てこない」とも。投球間の時間を短縮するには「自分主導で(サインを)出して、首を振らずに投げるとか。自分で組み立てなきゃいけないことも出てくるのかな、時間的に。しっかりクリアになってほしい」と日本では経験のないピッチクロックへの対応が鍵を握るとした。