神津はづき×神津カンナが語る、母・中村メイコ「最後の仕事は『徹子の部屋』。6日後、最愛の夫にもたれかかり、映画のような最期だった」
はづき でもよく一緒に遊びには行っていた。この間、高校時代の同級生と会ったら、「ゲイバーもレズビアンバーもディスコも、おばちゃまに連れていってもらった」って。 「初めてチークダンス踊った相手はおじちゃまなのよね」という人もいたし。母が「早く踊ってらっしゃい。チークもできなかったら、あなた、大人になって困るわよ」とけしかけたらしい。 カンナ 母らしいねぇ。ジルバもよく踊ってた。 はづき 私たちの友人からも大人気。「もっと飲ませて、おばちゃまを酔っ払わそうよ」とか言って。酔っぱらうとモノマネしたり、いろいろなことするから楽しいのよね。 カンナ 母は、娘の友だちを、自分の友だちにしてしまう。 はづき 私たちのお誕生会の時は、《母親》を演じてたでしょう。ある時は山岡久乃さんみたいに絣の着物を着て、「さ、おあがんなさい」。(笑) カンナ 桜茶出したりして。 はづき 別の時は三田佳子さん風になったり。私が「わざとらしいんだけど」って言うと、「あら、そう?じゃあ着替えてくるわ」。まるで、「てんぷく笑劇場」みたいだったよね。 (構成=篠藤ゆり、撮影=大河内 禎,宮貢司)
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