W杯日本代表23人を発表(全文3)今後担う選手は実績ある選手を超えないと
得点力不足解消へチャンス増やすか得点力ある選手選ぶか?
テレビ東京:テレビ東京【アキタ 00:38:00】です。西野監督にお聞きします。日本代表として得点力不足っていうのは非常に課題が挙げられていると思いますけど、今回も出たと思うんですが、そこの得点力っていうところでどうやって、決定的なチャンスもいくつかあったと思うんですが、そこで決めきるっていうところをどう変化させるのか。またチャンスをたくさんつくることを選択するのか、それとも点を取れる選手を選ぶのか。西野監督だったらどちらを選びますか。 西野:昨日のゲーム、スリーバック。選手たちにはスリーバックという言葉はあまり使わずに、やはりいろんな状況の中でフォー、スリー、で、ファイブバックの状況もある。ただ中盤での、やはりアタック・アンド・ディフェンスの中での主導権を握るということの中で、相手のアタッキングサードを攻略していく。そういう中でチャンスをセンターもクロスからもつくっていこうと。中盤での攻防っていうものをまず意識させて、相手のゴールに全て直結する展開を持っていく必要はない。ある時間帯はボールを動かして相手の陣形を崩すとか、スタミナを奪うとか、そういうポジションを中盤で取らなければいけない。そういう中でアタッキングサードに侵入し、チャンスを増やしていく。昨日の展開でもそういう状況っていうのはつくれていたと思います。常に決定力不足がネガティブな部分として捉えるっていうことではなくて、チャンスをやはり増やしていくっていうことも1つ、大きく考えたいと思っています。 武藤のようにブンデスの中で総シュート数は多くないですけども、得点率がブンデスの中でも非常に高い選手もいます。彼はボックスの中での確率、シュートの成功率っていうものは数字では少ないですけども、確率的には非常に高い選手。チャンス少ない、でも彼はゴールできるっていうようなスタイルの選手も、やはり得点を生む中でこれからチャンスっていうものも増やしたいですけど、想定しているよりは持てないと思うので。そういう中で彼みたいな嗅覚を持った選手っていうのも、必要と考えています。チャンスをつくれるっていうことが最大、増やしていくっていうことが全体として攻撃にとっての必要なことだと思っています。 司会:ほかにいかがでしょうか。はい。ではあちらの中ほどの紺のジャケットの方。 【連載】サッカーW杯 日本代表23人を発表(全文4完)へ続く