W杯日本代表23人を発表(全文3)今後担う選手は実績ある選手を超えないと
将来を見据えた若い選手よりベテランで勝利を重視する布陣?
日本テレビ:日本テレビ、ラルフ鈴木です。よろしくお願いします。座って失礼します。今回のメンバーを見る限り、非常に経験のある、実績のある選手たちが多いという印象を受けます。長い目を見て、日本のサッカー界の将来を見据えて若い選手をも、という考え方もあったかもしれませんが、今回のメンバーは、より、このロシアで勝つ可能性を突き詰めたメンバーという捉え方でよろしいでしょうか。 西野:そういう実績のある、経験値のある選手だけではないと思っています。非常に若い、中堅の選手たち、力のある選手たち、そういう選手たちにも、非常にそういうベテランと言われている選手たちからの影響を強く受けて、非常にいい状況でチーム、入ってると思うんですがね。ただ、やはり若い選手たち、これからのサッカー界を担っていく選手たちは、もっとそういう選手たちを超えることを考えなければいけないですし、今、そういう経験値のある選手たちも非常にここ見ている限り、非常にいいパフォーマンスをしているので、そういうバランスを取ったチーム編成ができるのが理想だとは思います。 司会:ほかにいかがでしょうか。はい、じゃあ最後列の方。
求めていきたい戦術・メンタル面のキーワードは?
NHK:NHKの一橋と申します。西野監督にお伺いします。本番までに選手たちにこれから戦術面と、それからメンタル面、それぞれで最も強く求めていきたいこと、キーワードを挙げていただくとしたらどんなことになるんでしょうか。 西野:戦い方、戦略、戦術に関しては今回、昨日のゲームへのアプローチもそうですけども、いろいろ対応をしていかなければいけないと思っています。いろんな状況の中で日本のサッカーが通用できる部分、通用できない部分、コントロールできる部分、できない部分っていうのは間違いなく起こってきますし、これから高いステージの中で自分たちが優位にゲームを進められるっていうことも、そういう対応力っていうものを選手たちに求めたい中で、昨日も今までと変わった戦い方をしてもらった。 で、そういう中で選手たちも、自分のポジションも多少変わっても、そういう、順応してくれたり、対応してくれる、いろんな意味で対応力っていうものがこれから自然にそういうことができるようになれば完成していくと思うんですけども、そういう強さを求めていきたいなと思っています。 NHK:もう1つ、メンタル面という点では求めるところ、どういうところでしょうか。 西野:そういう意味でも、経験値のある選手たちがそういう大舞台、今までとはおそらく違う状況、感覚を持った中でそういうゲーム、ピッチの上に立っていかなければいけない、そういう意味で、本当に大事な選手になってくると思いますし、これは初、ワールドカップを体験する選手たちにとっては非常に難しいアプローチなので、本当に厳しい瞬間を想定させた中でプレーさせていかなければいけないと思っています。本当に零コンマ何秒、1センチっていうような戦いの中で勝敗が決まるような世界ですから、そういう厳しい瞬間っていうものを想定させて準備していかなければいけないと思っています。 司会:ほかにいかがでしょうか。はい、では中ほどのスーツの方、お願いします。はい。では中ほどのスーツの方、お願いします。