三笘薫はプレミア1年目の《7ゴール5アシスト》を超えられるか ボーンマス戦のゴールから量産モードへの期待「得点量産への足がかりとなるかも」
得点力アップなら制御不能なウイングとなる
前節のボーンマス戦でジョアン・ペドロのパスに抜け出し、決勝ゴールを決めたブライトンFW三笘薫。この得点は第1節のエヴァートン戦以来の今季2ゴール目で、日本のファンはもちろん、ブライトンのサポーターも待ち望んでいた三笘のゴールだ。 三笘が左サイドから見せるテクニック、突破力は誰もが認めるところであり、そこは指揮官ファビアン・ヒュルツェラーも高く評価している。ただ、三笘に関しては得点力が物足りないとの意見もあった。ウイングとして得点力アップが1つの課題であることは間違いない。 三笘はブライトンにて2022-23シーズンにリーグ戦7ゴール5アシストの成績を残したが、昨季は怪我もあって3ゴール4アシストと数字が落ちてしまった。ブライトンのサポーターが求めているのは、2022-23シーズンを超える得点数だ。 『The Athletic』もボーンマス戦でのゴールが得点量産のきっかけになればと期待をかけている。 「三笘は2シーズン前に全コンペティション合わせて41試合に出場し、10ゴール8アシストを記録した。三笘の活躍もあってブライトンはクラブ史上初となる欧州カップ戦出場権を手にしたわけだが、当時の三笘はクラブと代表で非常に忙しかった。クラブだけで2914分間、さらに日本代表でも528分間もプレイしている。これはカタール・ワールドカップも含まれる。前のシーズンと比べると、三笘は13試合もフル出場の機会が多かったのだ。昨季も三笘に休息の時はなく、最終的には疲労が怪我という形で出てしまった」 「現在の状況を見ると、日本は次の3月までアジア最終予選の戦いがない。ジョアン・ペドロ、左サイドバックのエストゥピニャンのサポートも受けられるはずで、ボーンマスでのゴールは得点量産への足がかりとなるかもしれない」 今季はプレミアリーグ二桁得点が1つの目標となるだろうか。ヒュルツェラーの下でチームの攻撃も上手く機能しており、三笘の得点力アップで目指すはプレミアTOP4だ。
構成/ザ・ワールド編集部
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