前人未踏の甲子園ボウル7連覇へ「死ぬ気で引っ張っていく」関学大LB永井主将が闘志 23日に全日本大学選手権準々決勝・慶大戦/アメフト
関学大アメリカンフットボール部(関西2位)は20日、慶大(関東3位)と対戦する全日本大学選手権準々決勝(23日、神戸ユニバー記念競技場)を前に兵庫・西宮市の自校グラウンドで練習を公開した。史上最多を更新する甲子園ボウル(同選手権決勝、12月15日)7連覇がかかる一発勝負のトーナメント戦へ、LB永井励主将(4年)が「死ぬ気で引っ張っていきたい」と不退転の決意を語った。 同選手権は今季から開催方式が変更となり、関西、関東の出場枠が1校から3校に拡大。これまで東日本、西日本で分かれていたトーナメントが一本化されたため、甲子園ボウルで初めて「関西対決」「関東対決」になる可能性が出てきた。 関西勢3校が勝ち続けた場合、準決勝は立命大(関西1位)対関大(関大3位)。関学大はその勝者と決勝で顔を合わせることになる。甲子園ボウル制覇には厳しい相手との戦いを3戦連続で勝ち抜かなければならない。 永井主将は「しんどいシーズンになるが、新たな経験ができるというワクワク感と緊張感を全員が楽しんでいる状況」と説明。慶大には4月のオープン戦で30-7で勝っているが、「関東と関西はプレーの質や傾向に違いがある」と警戒を怠らず、「パスが多いチームだが、ランもしっかり出してくる。LBとしてはプレッシャーをかけることが重要。思い切ったプレーでチームを引っ張ってきたい」と力を込めた。 今季の関学大は関西リーグでは開幕6連勝で4年連続61度目の優勝。だが、最終戦で立命大に14-24で敗れたため、6勝1敗で並ばれて同率優勝となり、直接対決の結果、関西2位となった。 立命大は24日に東北大(東北)、関大は23日に早大(関東2位)とそれそれぞれ準々決勝で対戦する。