<ここに注目>大型1年生・佐々木擁する花巻東 市和歌山の米田は好右腕 センバツ
市和歌山・米田天翼副主将の話
佐々木選手ら破壊力のある打者がそろっているが、抑えるイメージはできている。最少失点でしのいで、相手より1点でも多く取る。そういう試合をものにできるように泥臭くやっていきたい。
昨年はドラフト1位バッテリーを輩出
1951年、定時制の市和歌山商として開校。57年に全日制も設置され、2009年に現校名に変更した。全日制には普通科、総合ビジネス科、デザイン表現科、定時制にはビジネス実践科とビジネス情報科がある。校訓は「誠実・思索・実践」で、生徒の興味や希望に沿って可能性を引き出す教育を目指す。 野球部は57年創部。甲子園に春7回、夏5回出場し、65年春に準優勝した。プロ野球入りしたOBはヤクルトの川端慎吾選手、元阪神の藤田平さん、元広島の正田耕三さんら。前回センバツ出場の小園健太投手、松川虎生捕手のバッテリーは昨秋のドラフトで共に1位指名を受けた。
市和歌山・野球部OB会長の中村扇一さん「一つでも多く勝利を」
プロ野球ドラフト会議で共に1位指名された小園健太投手(DeNA)、松川虎生捕手(ロッテ)ら、一つ上の世代が立派だったために、能力があってもレギュラーになれなかった選手も多くいるはずです。 今チームの戦力は投手中心です。いかに失点を少なくするかが大切だと思います。攻撃では、長打はなくても内野の間を抜くバッティングができれば、打線はつながります。何とか1回戦を勝ち、去年よりも一つでも多く勝利してほしいです。 甲子園では普通のプレーが、歓声やブラスバンド部の演奏などにより、すごいプレーのように感じます。一生懸命にプレーをしたら絶対に感動があります。 また、戦うだけではなく甲子園での経験を、今後の人生にどう生かしていくかを考えながらプレーしてほしいです。社会人になった時、甲子園での経験があったから今の自分があると気づくはずです。