R&Aが新CEOを発表! 45歳の新たなゴルフのトップ、マーク・ダーボン氏はどんな人? 何か変わることがある?
R&Aが発表した新CEOの45歳マーク・ダーボン氏はどんな人? 来年の全英オープンは何かしら変化がある? 全英オープンで復活気配のタイガー・ウッズ【現地カメラマンが撮り下ろし】
というのも、今年の11月にR&AのCEOが交代するからだ。全英オープンはもちろんのこと、USGAとともに世界のゴルフルールを統括するR&A。 過去9年間、同団体のCEOとロイヤル・アンド・エンシェントGCオブ・セントアンドリュースの事務局長を務めたマーティン・スランバース氏が今年1月に年内中の退任を発表し、後任人事が取り沙汰されていたが、ようやくイギリスのラグビーチームのCEOであるマーク・ダーボン氏(45)に白羽の矢が立ったのだ。 ダーボン氏はオックスフォード大時代にはホッケーチームに所属し、卒業後はスポーツ業界で活躍。ロンドンオリンピックはオリンピックパークを監督した功績が認められ、その後5年間にわたって国際オリンピック委員会の顧問を務めた。 ちなみにゴルフはハンディキャップ3.1という腕前の持ち主。 先月イギリスラグビーのトップリーグで優勝したばかりのノーサンプトン・セインツでCEOを務めた経験もあり、スポーツやマーケティング、スポンサーシップの分野で実績を持つダーボン氏に、R&Aチェアマンのニール・ファーカーソン氏は「世界のスポーツ産業に関する知識と経験、そして成功するチームを育成し、素晴らしいイベントを開催する能力に感銘を受けた」と期待を寄せる。 スランバース氏の出身はドイツ銀行やソロモンブラザーズといった金融畑だったこともあってかサウジアラビアのPIFに好意的で、R&Aとも関係を結んでいたが、スポーツ畑出身のダーボン氏がどのようにR&Aを運営していくかも注目されている。 かつて大英帝国の植民地では将校がゴルフをし、一兵卒にはラグビーを奨励していたと言われており、ゴルフとラグビーの関係は少なからずある。 そんななか、ラグビー界からゴルフ界に転身するダーボン氏。その若さと経歴で、R&Aだけでなく世界のゴルフ界を変えていくことになるかもしれない。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月30日号「バック9」より
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