「希望」「平和」を願う―温かい光の帯で冷たい冬の夜をペットボトルのイルミネーションが彩る 福知山市・大江の鬼瓦公園で
京都府福知山市大江町河守中央の鬼瓦公園で16日、ペットボトルで作ったイルミネーションの点灯が始まった。地元住民たちが力を合わせて製作。「希望」「平和」などへの願いを託したメッセージを添えて、温かい光の帯が冷たい冬の夜を彩っている。 町を活気づけることを目的にした催しで、イベント名は「大江ゆめテラス~心でつながる大江の灯」。町内のさまざまな団体でつくる「大江を元気づけるプロジェクト実行委員会」(田中晴幸委員長)が主催して、2022年から取り組んでいる。 ペットボトルは住民たちから寄せられた約5千本を使用。ボトルには「楽しい地域に」「元気で過ごせますように」「世界平和を望みます」など、住民たちがメッセージを書いたセロハンを貼り付け、鬼の角に似せた高さ約4メートルのツリー型タワー、長さ約16メートルのイルミネーショントンネル、光の道などを作り上げた。 ツリー型タワーは投光器で、トンネルなどはLEDライトで照らしている。16日は点灯式があり、住民ら約80人が参加。カウントダウンをして一斉に点灯した。 バンドの生演奏もあり、訪れた人たちはタワーに近づいて見たり、トンネルを通ったりして、冬のイルミネーションを楽しんでいた。 ボランティアでタワーなどを製作した、福知山成美高校の留学生は「作るのは大変でしたが、みんなで力を合わせて完成させました。とてもきれいで、また見に来たい」と話していた。 来年2月7日まで点灯する。時間は午後6時から11時まで。