【速報】京都・知恩院 国宝「三門」の柱に傷 SやDの文字? 文化財保護法違反容疑で警察が調べる
警察や知恩院によりますと、19日午後1時44分ごろ、知恩院の職員から東山警察署に「三門に落書きされた。被害届を出したい」と通報があったということです。 【画像を見る】知恩院の国宝の三門 柱に「SD」に見える傷 確かに見えた 警察官が現場に向かったところ、「三門」という国宝の柱に、文字のような傷がつけられているのを確認。 傷は、柱の高さおよそ160センチのところにつけられていて、縦18センチ、横12センチにわたって、アルファベットの「S」や「D」といった文字に見えるということです。 発端は、知恩院の職員が18日午後2時ごろに傷を発見して、京都市に連絡しました。 19日になって京都市文化財保護課の職員が現場で確認したあと、警察に通報したということです。警察が文化財保護法違反の疑いで、付近の防犯カメラを調べています。
国宝の三門
寺院の門は、一般的に「山門」と書くところ、知恩院の門は「三門」と書かれています。 知恩院のHPによりますと、三門は1621年、徳川2代将軍・秀忠の命を受けて建立、高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚ある国内最大級の木造の門です。 また三門の外に掲げられている「華頂山」の額は畳2畳以上の大きさだということです。