大迫力のARで体験するモンスターたちに大興奮! モンハン20周年『大狩猟展』発表会&内覧会レポート
7月19日から9月8日にかけて、東京・六本木ヒルズで『モンスターハンター20周年-大狩猟展-』が開催される。 【写真】『モンスターハンター20周年-大狩猟展-』開会式&会場の様子 同展示会は名前の通り、大人気のゲームシリーズ「モンスターハンター」20周年を記念した展示会。2004年の初代『モンスターハンター』発売からこれまでの歴史がぎゅっと詰まった展示・企画が楽しめるものとなっている。 その開催を記念し、18日にはシリーズのプロデューサーである辻本良三氏と、東北新社・取締役の江草康二氏に加えて、スペシャルゲストにお笑いコンビ・さや香の新山と石井が登壇する記者発表会が実施された。 ■展示会のオープニングを飾った辻本良三氏 シリーズ累計本数1億本を突破する大人気コンテンツであり、2025年には最新作『モンスターハンターワイルズ』の発売も控える「モンスターハンター」シリーズ。その歴史が詰まった本展示会は、株式会社東北新社が主催・企画制作を担当。企画協力・監修を株式会社カプコンが務めた。 発表会が始まると、まずは東北新社・代表取締役の江草氏が挨拶。この展示会が無事に開催されることに喜びのコメントを寄せたほか、AR技術を利用した展示についても触れ「最先端の映像技術を駆使したコンテンツであり、ぜひ多くの人に体験してほしい」と意気込みを語った。 続いて登場した、本発表会の主役とも言える辻本良三氏は大きな拍手の中で呼びこまれ、ステージに揃ったふたりはお互いに感謝の言葉を贈り合う。 辻本氏はこれから足を運ぶ来場者に向けて「モンスターハンターの20周年を記念する、本展示会に足を運んでいただきありがとうございます。シリーズが20周年を迎え、このような大きな展示会をできることを、本当に嬉しく思っています。多くの方に来ていただけることを今から楽しみにしていますし、ぜひ堪能していただきたいです」とメッセージを残した。 ■さや香・石井が語るガチな「モンハン」トークに辻本氏もニコニコ 本展示会を支えるふたりの挨拶が終わると江草氏は降壇。入れ替わる形で、スペシャルゲストとしてお笑いコンビ・さや香の新山と石井がステージに呼びこまれ、会場はまじめな記者会見の場から、バラエティ色豊かなトークショーへと雰囲気を変えた。 とくに石井は自他共に芸能界屈指の「モンハン」ファンとして興奮を隠しきれぬ様子。挨拶でも「長年つかっているメールアドレスが“ババコンガ”なんです!」と目を輝かせながら挨拶し、会場の笑いを誘った。 石井は初代『モンスターハンター』からゲームをプレイし「モンハンとともに育ってきた」と語るほどの生粋のファンであり、憧れの辻本氏を前にしてテンションもMAX。先行して見て回った展示会の様子を熱く語ったほかにも、「昔はスティックでの攻撃や、操作もシビアで、本当に難しかった」と過去作のエピソードも交えながら、辻本氏と一緒になって昔話に花を咲かせる。そんな風に盛り上がる相方を見ていた「モンスターハンター」勉強中の新山も「初代がハードというのは、M-1と一緒ですね!」とキレキレなボケを披露して辻本氏を笑わせた。 ■大狩猟展の魅力を3人が語る 一通り挨拶を済ませると、ステージの3人で展示会の見どころをピックアップしていくことに。特に注目スポットとして挙げられたのは、以下の展示だ。 ●武器プロジェクション 自分の選んだ武器が手に取れるような大きさで目の前に出現する展示であり、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に登場する、対象の26モンスターから生産される14武器種の中で、合計277種類の武器が鑑賞可能という大ボリュームだ。 「武器を見ていると、昔の思い出が蘇ってくる!」と石井は熱く語りながら、「昔はジンオウガのボウガンがバイクみたいで、アレが好きだったんです。……けど、途中から変わっちゃったんですよね!」と、一周まわってクレームとも言えるようなファンならではのこだわりを辻本氏にぶつけて笑わせる一幕も。 ●防具インタラクティブ 続いて紹介されたのは、タッチディスプレイで「モンスターハンター」シリーズに登場した219種類の大型モンスターの素材を使用した防具を鑑賞できるコーナー。 石井の「フルフルの装備がお気に入り」という話題に、辻本さんが「フルフルはグッズにしやすくて好き」という開発者視点の裏話を明かし、笑いを誘った。 ●モンハンヒストリーゾーン 「モンハンヒストリーゾーン」は、これまでの「モンスターハンター」の歴史を振り返ることのできる「モンハンヒストリーウォール」に加え、全44種類のCFB(カプコンフィギュアビルダー)フィギュアを展示。 目玉として最新作『モンスターハンターワイルズ』に登場する「セクレト」と「ハンター」の等身大フィギュアも初展示されている。 そのクオリティは辻本氏が「監修のために渡された写真を、ゲーム内の3Dモデルの画像だと勘違いした」ほどで、特に注目してほしい展示とのこと。 ●黒龍襲来 こちらはトリックアートと造形物で、シュレイド城での迫力の狩猟を再現する巨大展示物。禁忌モンスター・黒龍ミラボレアスに立ち向かったあの体験が、大狩猟展のラストを飾る。すさまじい迫力であり、ゲームで一度は挑んだことのあるハンターなら「これと戦ったのか……」と思ってしまうこと間違いなしだ。辻本氏も「間近でみて、その迫力を感じてほしい」と太鼓判を押していた。 ●モンスター図鑑AR体験 こちらは本展示会のメインコンテンツであり、『Meta Quest 3』を使用してARでシリーズのメインモンスターを見ることができる展示。登場するモンスターたちは歴代ナンバリングタイトルに登場した全16種類。 辻本氏によれば、ここで体験できるモデルのベースは実際のゲームで使用されているものを展示会用に調整したとのことで、まさにハンター達が“狩猟してきたモンスターたち”そのものだ。展示会だからこそできる体験であり、ぜひ堪能してほしいと話した。 発表会では石井が代表して『Meta Quest 3』を着用。「迫力がちょっとすさまじい! 天井当たってる! プレスのみなさん、そこに居たら危ないですよ!!」と臨場感たっぷりに体験内容を実況し、「すごい!」を連発。リオレウスを見ながら「こんなに地面にいてくれるリオレウス、初代だったら考えられませんよ!」と、ファンには伝わるであろうマニアックなコメントを石井がすると、辻本氏も思わずニヤリと笑顔に。「これは楽しすぎます!」と大興奮の様子だった。 ■夏休みも一狩り行こうぜ! 展示会は9月8日まで開催 その後はさや香のふたりが考えたオリジナルモンスターを辻本さんにプレゼンするお楽しみコーナーも設けられつつ、発表会は終了。 最後に辻本氏が「『モンスターハンター』が20周年を迎えることができ、こうして展示会を開催できることを、本当にうれしく思っています。東京・六本木という多くの人が立ち寄りやすい場所での開催となりますので、ファンの皆さんはもちろんのこと、海外の方や、ご家族のみなさんにも楽しんでいただけるような展示にしております。ぜひ、足を運んで楽しんでください!」と明日からの開催に期待を込めて発表会を締めくくった。 いよいよ、明日からスタートする『モンスターハンター20周年-大狩猟展-』。辻本氏や石井が熱弁したように、ARで見るモンスターの迫力や、ハイクオリティな等身大「セクレト」、ミラボレアスのフォトスポットなど、ファンなら大興奮必至の展示だ。物販では限定アイテムを含むグッズも多数販売され、コラボカフェ・大狩猟CAFÉなどもオープンしている。 開催期間は9月8日までと、夏休みシーズンを通して開催される展示会なので、東京で遊ぶ際にはぜひ足を運んでみてほしい。
翡翠ミヅキ