「駐車場のトラック専用スペースに乗用車が。腹が立って、前に停めてやりました。私は大人げないですか?」投稿に回答殺到! トラック運転手の怒りに「ルール無視が悪い」「賢明な対応を」の声
全国で見られる「トラック停められない問題」
トラック業界の労働環境是正が叫ばれ、国も「働き方改革」へ法改正など進めるのに合わせ、どうしても足りない高速道路のトラック休憩場所を確保するため、高速道路会社もSA・PAの「大型車駐車マス」の拡充を進めています。
NEXCO3社の発表によると、2023年度には49か所で計625台分が増加。さらに2024年度も、34か所で計557台分の増加を予定しています。 とはいえ、せっかく作っても、乗用車が我が物顔でふさいでいては、トラックにとって何の意味もありません。そのため、たとえばNEXCO西日本は「駐車場でのマナーについて」というページで、大型車マスや障がい者用駐車スペースは空け、バス優先(専用)マスの利用は控えるよう呼びかけています。 また、土休日にトラックが少なくなる背景から、「トラック専用」にせずに「兼用マス」という運用を行うSA・PAもあります。これは1マスに「トラック1台分、もしくは乗用車2台分」が停められるスペースです。 この兼用マスでは「乗用車2台が1マスに縦列すればいいのに、乗用車1台ずつ2マス使っている」という状況が多発し、トラックが停められない問題も起きているのが実情です。 先述の質問への回答では「一般道では大型車が駐車できる場所が少ないため、SAやPAで時間調整を行うトラックが多い。また、2024年問題で4時間運転すると30分の休憩をとる規制がある」としたうえで、「大型車の駐車スペースは常に満車でトイレに行きたくても止められない、停めないと運転規制に引っかかる、運転手にとって死活問題と知り合いの運転手は嘆いています」という悲痛な声もあります。 そのいっぽうで、トラックで前をふさいで出られないようにする「報復行動」に対しては、「あなたが転がしてるのは、個人のマイカーではなく会社の看板を背負った車です。対応が拙いと会社の看板に泥を塗ることになりますよ」と忠告する声が。 そのうえで有効な解決策として「仲裁してくれる第三者を入れるほうが賢明ですね。それも、あなたのほうがサービスエリアの職員を呼ぶなど、先手を打つべきでした」というアドバイスも見られました。
くるまのニュース編集部