今夏はクリスタル・パレスに残留

クリスタル・パレスでプレイするエゼ photo/Getty Images

クリスタル・パレスでプレイするイングランド代表MFエベレチ・エゼ（26）は多くのプレミアクラブから注目を集めているが、来夏こそ争奪戦が起こるかもしれない。 ここ数年エゼはビッグクラブへのステップアップが移籍市場が開く度に噂されてきた。今夏もマイケル・オリーセと共に退団が噂されていたが、オリーセのみがバイエルンへ移籍した。パレスの会長スティーブ・パリッシュ氏は先月エゼへの具体的なオファーが今夏なかったことを明かしたが、引き続き同選手に関心を示すクラブは多いようだ。 英『Football Insider』によると、トッテナムとニューカッスルが今も獲得に強い興味を持っているようだが、リヴァプールもこの獲得レースに参戦する可能性があるという。エゼには6800万ポンド（約132億円）の契約解除金が設定されているが、来夏には契約が残り2年となるため、各クラブは減額を要求しているとのこと。同メディアは5000万～6000万ポンド（約97億円～116億円）ほどのオファーで獲得できる可能性があると綴ってはいるものの、パレス側も極端に値下げを行うことはないだろうと伝えている。 エゼ獲得であれば、リヴァプールの攻撃陣の火力はさらに上がるが、あくまでも補強第一優先は守備的MFとなっているようで、そのポジションの補強が完了したのちに動き出すことが予想されているようだ。また契約が残り1年となったフィルジル・ファン・ダイクの代役に同じくパレスのマーク・グエーイを候補に挙げていることから、現行契約がラストイヤーを迎える選手たちの去就によってもエゼ獲得の優先度は変わる可能性が高いという。 シーズン途中の冬の移籍市場でエゼが移籍することはおそらくないだろうが、ここ数年注目を集めてきた同選手は新たな挑戦を望んでいるという報道もあるため、来夏こそ争奪戦が起こるかもしれない。