NHKラジオ中国語ニュースでAI読み上げ本格導入へ 昨年の「尖閣発言」受け再発防止策
NHKのラジオ国際放送で昨年8月、中国籍の外部スタッフが尖閣諸島(沖縄県石垣市)を「中国の領土」と主張し「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」などと発言した問題で、NHKは8日、令和7年度に取り組む再発防止策を発表した。ラジオ中国語ニュースでは、昨年に試験実施していた人工知能(AI)による読み上げの本格的な導入を目指す。 また、問題の外部スタッフと業務委託契約を結んでいる関連団体「NHKグローバルメディアサービス」とNHKの責任の分担を明確にするため、新たに契約書面を昨年交わしたことも明らかにした。これまで両組織の間には包括的な契約はあったが、より具体的な中身を盛り込んだという。