4人組ガールズグループのデビューからの軌跡をたどる『aespa: MY First page』

今年の夏、世界的人気を誇るK-POPグループの映画が続々と公開される。ファンはもちろん、ファン以外も楽しめる3作品の見どころやグループの紹介、さらにファンなら手に入れたいムビチケカードの前売り特典情報などをそれぞれ紹介していきたい。 180万人を動員した ワールドツアー[BORN PINK]の模様を収めた『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS』 ■アーティストとしてYouTube登録者数世界No.1のガールズグループ、BLACKPINK 8月8日(木)公開の映画『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS』は、ガールズグループBLACKPINKの、全世界で180万人を動員したワールドツアー[BORN PINK]を記録した映画となっている。 BLACKPINKは2016年にデビューした、JISOO(ジス)、JENNIE(ジェニー)、ROSÉ(ロゼ)、LISA(リサ)からなる4人組ガールズグループ。世界的ガールズグループへと成長したBLACKPINKは、YouTube公式チャンネルの登録者数はなんと、アーティストとして世界最高の9440万人(8月2日現在)を誇っている。特に2018年にリリースした「DDU-DU DDU-DU」のMVはいまでも根強い人気で、現在約22億回も再生されており、これはK-POPグループのMV最多再生数を毎分毎秒更新している。 全員が圧倒的ビジュアルを誇るが、ただ可愛いだけじゃなくクールでセクシーで、かつエレガントで、それでいてかっこいいパフォーマンスが彼女たちの魅力だ。“ガールクラッシュ(女性が憧れる女性)”をコンセプトにしており、「私たちは最高にイケてて　私たちが見えた瞬間にみんな固まっちゃうの」、「負けたことがないから　ゲームにはならない」など、強気で自信に満ちた歌詞も最高！グループとしての人気はもちろん、メンバーそれぞれがCHANEL、DIOR、Saint Laurent、CELINE、LOUIS VUITTONなどのアンバサダーを務め、ファッション界からも引っ張りだこだ。 そんな多忙を極める彼女たちが昨年開催したワールドツアー[BORN PINK]の感動を記録したのが、本作である。ここ日本でも圧倒的人気を誇る彼女たちのライブチケットは毎回入手困難であるが、世界中を魅了した4人のライブパフォーマンスを大迫力の劇場スクリーンで楽しむことができる。 BLACKPINKのデビュー記念日である8月8日から公開されるのも、BLINK(ファンネーム)にとってはうれしいのではないだろうか。また、待望の「声出しOK！応援上映会」が、全国の劇場にて開催されることも決定した。ぜひペンライトなどのグッズを盛り込んで、ライブ会場さながらに盛り上がろう！ 現在、オンラインや劇場にてムビチケカード型前売券が発売中だ。特典は、日本初公開のビジュアルを使用した「日本限定フォトカード(全8種ランダム)」。ライブパフォーマンス中の4人の姿を収めた、日本でしか手に入らない貴重なアイテムなので、要チェックだ。さらには入場者特典第1弾として「フィルム風しおり(全4種ランダム)」も配布される。 ■歌・ダンス・ラップ、パフォーマンスのすべてがハイクオリティなSEVENTEEN 続いて8月23日(金)に公開されるのは、『SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW' AGAIN TO CINEMAS』。ボーイズグループ・SEVENTEENが今年4月に開催したアンコールツアー「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO SEOUL」を、スクリーンで堪能することができる。 SEVENTEENは2015年にデビューした13人組ボーイズグループ。SEVENTEENというグループ名には、13人のメンバー＋3つのユニット(ボーカルチーム・ヒップホップチーム・パフォーマンスチーム)＋1つのチーム＝17という意味が込められている。メンバーは、S.COUPS(エスクプス)、JHONGHAN(ジョンハン)、JOSHUA(ジョシュア)、JUN(ジュン)、HOSHI(ホシ)、WONWOO(ウォヌ)、WOOZI(ウジ)、DK(ドギョム)、MINGYU(ミンギュ)、THE 8(ディエイト)、SEUNGKWAN(スングァン)、VERNON(バーノン)、DINO(ディノ)。 楽曲のほとんどをメンバーのWOOZIが手掛けており、さらに振り付けから公演の演出、MVのコンセプトまで積極的に意見を提示する「自主制作グループ」として有名だ。また、歌・ダンス・ラップとパフォーマンスのすべてにおいて高い実力を誇り、大所帯グループにも関わらず、“カル群舞”(完璧に揃って見えるダンス)で見る者を魅了。さらに「芸人アイドル」と言われるほどメンバー全員が芸人並みのバラエティ力を持ち合わせており、韓国ではバラエティ番組にも度々出演している。日本でも爆発的人気を誇り、今年の5月には大阪・ヤンマースタジアム長居、神奈川・日産スタジアムでスタジアムツアーを開催。4日間で25万4000人を動員し、大成功を収めた。 本作ではSEVENTEENが初めてソウルワールドカップ競技場で公演を行った「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO SEOUL」を収録。とくに今公演で初披露された最新曲「MAESTRO」のパフォーマンスは圧巻で、会場のCARAT(ファンネーム)たちは大興奮に包まれた。また、同じく初披露となったユニット曲「Cheers to youth」「LALALI」「Spell」のパフォーマンスも必見だ。シネマティックカメラをフル稼働させ、様々なアングルで収められた大迫力の映像で、あの日の爆発的な熱気をぜひ体感してほしい。本作は『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] IN CINEMAS』同様、通常のスクリーンに加えてScreenX、4DX、ULTRA 4DXでも上映されるので、まるで実際のライブ会場さながらに公演を楽しむことができるのだ。発売中のムビチケカードには、特典として日本限定オリジナルフォトカード(全13種ランダム)がついてくる。 ■唯一無二の世界観と圧倒的なビジュアルでファンを魅了するaespa 8月30日(金)より3週間限定で公開される『aespa: MY First page』は、4人組ガールズグループaespaの、デビューからの 830日間の記録を収めたドキュメンタリー映画だ。 2020年にSMエンタテインメントよりデビューしたaespaは、KARINA(カリナ)、WINTER(ウィンター)、NINGNING(ニンニン)、そして日本人メンバーのGISELLE(ジゼル)の4人組グループ。メンバーそれぞれに、“もう1つの自我”であるアバターが存在するという、これまでのK-POPグループにはない唯一無二の近未来的な世界観や圧倒的なビジュアルで、デビュー時から高い注目を集め、あっという間に世界的アーティストへと成長を遂げた。日本では昨年8月に海外アーティストとしては最速（2023年当時）の、デビューから2年9ヶ月で東京ドーム公演を成功させた。そしてついに今年の7月3日にシングル「Hot Mess」で待望の日本デビュー。6日からは日本でアリーナツアーを行い、8月17(土)・18日(日)には東京ドーム2days公演を開催予定と、日本での活動も精力的に行なっている。 全員が完璧なビジュアルを誇り、完成度の高いパフォーマンスで世界中を魅了しているaespa。本作ではデビュー時の4人の貴重な姿や、アメリカでの初有観客単独公演、国連本部でのスピーチなどの映像、さらにSMTOWNでの先輩との交流や初のワールドツアー「SYNK:HYPER LINE」のソウル公演までの歴史など、aespaの“初めて”を余すことなく収録。また、会議や練習にもカメラが密着し素顔の映像が見られるだけはなく、ステージミックスによる多彩なライブ映像まで、aespaの魅力が詰め込まれたMY(ファンネーム)必見のドキュメンタリー作品となっている。 ムビチケカードの特典は、オリジナルフォトカードキーホルダーセット(4種ランダム)。さらに抽選で「aespa: MY First page」サイン入りミニポスター(非売品)やAmazonギフトカード(8,300円分)のプレゼントキャンペーンも実施中なので、ぜひチェックしてみてほしい。 BLACKPINK、SEVENTEEN、aespaはいずれもライブのチケット入手が困難な世界的人気グループ。そんな彼らのパフォーマンスがスクリーンで観られるこの夏、ファンにとっては忘れられない貴重な体験ができそうだ！ 文/紺野真利子