「新幹線で当日配送」佐川急便とJR東海、三井不動産のホテル間荷物輸送サービスを2025年1月開始へ
三井不動産、JR東海、佐川急便は2025年1月から、東海道新幹線を活用した法人向け即日荷物輸送サービス「東海道マッハ便」を利用し、ホテル宿泊ゲストの荷物を東京~京都/大阪間で当日中に届けるサービス「InterCity Hotel Baggage Link」を開始すると発表した。 【画像全2枚】 このサービスは、同一ホテルチェーンにおける東海道新幹線を活用したホテル間荷物輸送サービスの展開としては初の試みとなる。 「InterCity Hotel Baggage Link」は、東京と京都/大阪間を移動する三井ガーデンホテルズ、ザ セレスティンホテルズ宿泊者の荷物を東海道新幹線で高速かつ安全に輸送することで、複数都市を巡る旅行者の利便性を大幅に向上させる新たな取り組みだ。 サービスの概要としては、東京所在の各対象ホテルから京都/大阪所在の各対象ホテルに配送する「下り当日配送プラン」と、その逆ルートの「上り当日配送プラン」を展開する。料金は1個あたり9800円(税込1万0780円)となっている。 三井不動産グループは、このサービスを通じて宿泊ゲストの荷物輸送をサポートするだけでなく、旅行者の大型荷物持ち込みによる公共交通機関の混雑緩和も目指している。これにより、訪日外国人旅行者の増加に伴うオーバーツーリズムの問題解決にも取り組む姿勢を示している。 サービスの予約受付は2025年1月6日から開始され、実際のサービス開始は同年1月20日からとなる。予約は専用予約サイトから行うことができる。 三井不動産グループのホテルネットワーク、東海道新幹線の速達性と正確性、佐川急便の柔軟な輸送モードと輸送品質を活かし、快適な旅行をサポートするサービスは、環境負荷の小さい東海道新幹線を活用することで、サステナブルかつ身軽な観光スタイルも支援する。 この新サービスにより、旅行者は大きな荷物を持ち歩くストレスから解放され、より自由に観光を楽しむことができるようになる。また、公共交通機関の混雑緩和にも貢献することで、地域住民と観光客双方にとって快適な観光環境の創出が期待されている。
レスポンス 森脇稔