「肥満」による年間「約294兆円」の経済損失が明らかに~肥満症薬が続々と販売されているワケ~【元参議院産業医が解説】
まとめ
本稿では、肥満薬の相次ぐ発売、製薬メーカーの株価上昇、などについて解説しました。 ぜひ、読者のみなさまには、元気でいきいき働くために、「病院は具合が悪くなってからいくところ」ではなく「元気なときこそ病院を積極的に活用する」という側面も見直していただきたいと考えます。 老後の資金を懸命に貯めることも大事ですが、60代以降でも稼げる心身状態を保つことも、お金と同じように大切なのではないでしょうか。 注1: 「ノボノルディスクが肥満症薬発売、不適切利用の防止策も」日本経済新聞 注2: 「市販薬で肥満対策、日本でも 大正製薬「アライ」発売」日本経済新聞 注3: 「イーライ・リリー、肥満症薬で増収増益 株価1年で2倍に 北米」日本経済新聞 注4: McKinsey Global Institute Overcoming obesity: An initial economic analysis November 2014 Discussion paper 注5: Gastroenterology Antidiabetic Therapies Affect Risk of Pancreatic Cancer 吉田 健一 産業医/精神科医 株式会社フェアワーク 代表取締役会⻑
吉田 健一
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