まさに溜飲が下がる「フィアット・デュカト」国産キャンピングカー!最安798万円はお買い得!?
昨年のジャパンキャンピングカーショー以降、国内でフィアット「デュカト」をベースにしたバンコンモデルが増えてきていて、今年のショーでも多くの新モデルが登場するなど、市場の動向が変化していること感じ取ることができる。その中でも岡モータースが製造した「GRAN BOX TP」が注目を集めている。いったいどんなモデルなのだろうか? 【写真を見る】レイアウトを自在に変更できる国産ビルダーのキャンピングカーの室内※本文中に写真が表示されない場合はこちらをクリック【7枚】 TEXT&PHOTO:山崎友貴(YAMAZAKI Tomotaka)
身近な存在となりつつある「デュカト」の国内架装バンコンモデルに注目
昨年のジャパンキャンピングカーショーあたりから、フィアット「デュカト」をベースにして国内で架装したバンコンモデルが出始めた。今年のショーでも、ニューモデルが各ビルダーから精力的にリリースされたが、それらは昨年までとは毛色がかなり変わっていた。 デュカトベースのキャンピングカーは欧州が主流であり、「アドリア」ブランドなどが有名だ。ビルダー、モデルによって特徴はあるのだが、デュカトベースのキャンパーには室内にある一定の法則がある。まず運転席と助手席が回転する機構が付いており、これを後ろ向きにしてセカンドベンチシートと共にダイネットにする。その後ろにはキッチン、そして並行してマルチルームもしくはシャワー&トイレ、そして車内最後部にベッドというレイアウトが一般的となる。 運転席と助手席の回転対座機構をすべての基にするために、どうしても同じ様な居住空間になってしまうのだ。これはかつて、「ハイエース」をベースにした国産バンコンモデルがほぼ同じような車内レイアウトになってしまった状況に似ている。 さて、このレイアウトが使いにくいわけではないが、デュカトという大きなベースモデルから考えると、さほど広くない気がしてしまうのだ。国産のデュカトキャンパーが出始めた昨年初頭には、こうした輸入モデルを参考にして車内を架装しているものが多かった。もちろん日本人ならでは知恵がちりばめられていたが、やはりどうしても運転席と助手席の回転対座機構の呪縛から逃れられなかったのである。 もちろんこうしたモデルにも魅力がある。まず、デュカトという高級車に乗れるわけだし、並行輸入モデルにはない保証と修理体制が得られる。だが、1000万円オーバーという価格を考えれば、日本人には国産キャブコンの方が使いやすい部分もあるし、汎用性を考えればバンコンでいいのでは…と思うユーザーも少なくなかったと思う。
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