遠藤航、パリ五輪出場可能性に地元メディアが懸念…リヴァプール番記者が主張「大きな影響」「スロットが率いる最初のシーズン準備に打撃」
遠藤航のパリオリンピック出場可能性に対して、リヴァプールを取材するジャーナリスト、デイヴィッド・リンチ記者が懸念を伝えている。 昨夏の移籍市場が閉まる直前にシュトゥットガルトからリヴァプールに電撃加入した遠藤。加入当初は苦戦を強いられるも、12月ごろからフィットしてレギュラーに定着。リーグ優勝争いを繰り広げたチームの中で公式戦43試合に出場。2ゴール1アシストを記録し、カラバオ・カップ制覇にも貢献した。 現在日本代表キャプテンにはパリ五輪のメンバーにオーバーエイジとして選出される可能性が取り沙汰されている状況。『This is Anfield』は遠藤航が『ABEMA スポーツタイム』のインタビューで「もし選ばれたら出たい」というコメントを取り上げつつ、「今夏のオリンピックに日本代表として出場する意向を明らかにしたことで、アルネ・スロットはリヴァプールを率いる最初のシーズンに向けて準備を進めていたが、その準備に打撃を受ける可能性が出てきた」と心配した。 「この31歳は、23歳以下の大会に出場する3人のオーバーエイジ選手のうちの一人として、選出が検討されている。パリ五輪は7月24日から8月10日にかけて開催される予定であるため、遠藤はプレシーズンの大半を欠場することになる」 「オリンピックはFIFA公認の大会ではないため、リヴァプールは遠藤の出場を阻止することができる。しかし、『This Is Anfield』の取材によれば、遠藤の陣営は、招集された場合は放出されることを期待しているという」 「とはいえ、遠藤が7月3日に発表される大岩剛監督の招集メンバーに入るかどうかは、まだわからない。もし遠藤が招集されれば、31歳の遠藤はオリンピックに3度出場した史上初の日本人選手となる」 そして、同メディアはもう一つの懸念点を指摘。「彼の出場はリヴァプールにも大きな影響を与える可能性がある」として、エースであるモハメド・サラーについてフォーカス。「2012年のロンドン大会に出場したこのウインガーは、パンデミックによって延期された2021年の東京大会への出場をレッズに阻まれた」との過去を明らかに。 「エジプトは今回もサラーの招集を熱望しており、遠藤の招集が許可されれば、サラーにも同様の配慮がなされないとは考えにくい」と、遠藤の出場許可によってエースの流出も阻止できないのではと予想している。