“万年・比例復活”枝野幸男氏に6連敗中の牧原秀樹法相は「立民支持のラーメン屋すら避ける」 SNSで繰り返す「テロ被害投稿」に「大げさ」の声も
1年間に「2500枚のポスター被害」は本当か?
15年2月9日のFacebook投稿には、自分のポスターが破かれている写真と共に「テロ」という文言も用いていた。 〈おはようございます。さわやかな朝、出勤途中でまたこのようなポスター被害を見つけました。選挙区全域で被害が続出しています。うちの地元はこれまでポスター看板4000枚以上の被害、選挙事務所への放火、自宅ポストへの水入れ、など全国最悪のテロが相次いでいます。安倍総理と一緒で、絶対に卑怯なテロには屈しません! 応援お願いします!〉 確かに牧原氏のポスターを剥がすなどしたとして、08年に2人、14年に1人が逮捕される事件が起きている。だが、地元民は「4000枚以上は大げさ過ぎる」と指摘する。実際、08年の事件では「100件以上」と報道されていた。 「彼は13年12月の時点で『ポスターや看板が1500枚近く壊される』被害に遭ったと訴えていました。1年余りで2500枚、地元に張っている大半のポスターが被害に遭っている計算ですからありえないですよ。なお逮捕された人が左翼過激派と特定されたことはこれまで一度もありません」(前出・地元民) そしてこう言うのである。 「こうした牧原氏の投稿は、同じ選挙区のライバルで、6連敗中の立憲民主党の枝野幸男氏を意識して言っているのではないかと見られています」(同)
「過激派」を示唆する理由
牧原氏は埼玉5区で05年に初出馬してから6回枝野氏と対戦しているが一度たりとも勝てていない。5回の当選は全て「比例復活」で、09年の選挙では比例復活も叶わず落選した。 枝野氏の支援者はこう話す。 「枝野さんは左翼過激派『革マル派』が浸透しているJR系労組から献金を受けていたことから『革マル派シンパ』と批判された過去があります。牧原氏はそれを明らかに意識して『テロ』などと言っているのです。枝野さん側は『匂わすような言われ方をしていて気分が悪い』と話しています」 枝野氏を意識し過ぎた投稿は他にも見つかった。2021年3月8日のXでの投稿だ。最初、牧原氏がフォロワーに投げかけたのは、ほんわかとした話題だった。