中国株反発、CSI300指数は3%高-8日閉幕の全人代常務委に期待
(ブルームバーグ): 7日の中国株式相場は急反発。米国のトランプ前大統領がホワイトハウスに返り咲くことで強まると見込まれる貿易摩擦への懸念があるものの、堅調な輸出統計と追加的な刺激策への期待が株高につながった。
本土株の指標CSI300指数は取引開始後すぐに1%下げたが、3%高で引け、約1カ月ぶりの高値となった。前日は0.5%安だった。
香港上場の本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数は2%を超える上げとなっている。
北京で4日に始まった全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が8日に閉幕するのに伴い、投資家はより強力な財政刺激策が打ち出されると期待している。
インベスコ・アセット・マネジメントのグローバル市場ストラテジスト、デービッド・チャオ氏は、「北京から財政および金融面での大規模な景気刺激策が打ち出される可能性が高く、それによって貿易面での逆風をいくらか打ち消せるだろう」と述べた。
原題:Chinese Stocks Bounce Back as Stimulus Hopes Offset Trump Risks (抜粋)
--取材協力:Charlotte Yang.
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Winnie Hsu