裁判より「早く、安く、簡単」 市民が民事調停を実演形式で学ぶ 高松簡裁
KSB瀬戸内海放送
裁判を起こすよりも早く、安く、簡単にトラブルの解決が図れる「民事調停」について、市民が実演形式で学びました。 【写真】模擬の民事調停
高松簡易裁判所などが開いたもので、40人が参加しました。 裁判官の判決で勝ち負けを決める「裁判」とは違い、民事調停は当事者が話し合って円満な解決を図る手続きです。主にお金の貸し借りや近隣トラブルなどの身近な「もめ事」を扱います。 14日は「うどん店の師匠が弟子に貸した独立資金」を巡る模擬の民事調停が実演されました。 (師匠役の男性は―) 「今年の4月ごろから香川さん(弟子)が全く返済しなくなりました」 一般市民から選ばれた調停委員らがお互いの言い分を聞き取り、調停案を示して円満に解決しました。 (参加者は―) 「あくまで中立的な立場でいろいろ話を聞いてくれて、解決につなげようというところがさすがというかありがたい」 (高松簡易裁判所/黒河誠 裁判官) 「手続きが簡単で費用も安くて秘密も守られる非公開という制度ですので、日常生活のトラブルの解決の一つの方法と考える機会になれば」
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