共産党、参院選公約を発表(全文2)沖縄・辺野古新基地は断固断念させる
日米FTA交渉の中止を求める
それから、子どもの権利条約を批准して25年。そういう下で、子供の権利を尊重して教育と子供のための政策を進める。この一連の政策もまとめてあります。過度な教育と競争教育、ブラック校則などの管理強化。この競争と管理ですね、これによって子供をがんじがらめする、これが一段とひどくなっております。やはりその大本から正して、学校を子供の権利が保障され、通うのが楽しい場にしていくという一連の政策を取りまとめております。それから、子供の生存と発達、最善の利益の立場で児童虐待をなくす施策を進める等々もこの中に含めました。 それから、民主主義の問題では、言論・報道の自由を守り、民意を正しく反映する選挙制度。さらに天皇の制度との関係では、憲法違反の天皇の政治利用に反対し、憲法の原則から逸脱した一連の代替わり儀式の見直しを求めるということも、憲法の順守という立場から位置付けてあります。 6番目の柱は日米FTA交渉、これの中止を求める。そしてTPP協定からも離脱していく。そして食料主権、経済主権を尊重した貿易協定を進めるという立場での、経済主権を守っていく、食料主権を守っていく。そしてそれに基づいた平等互恵の経済関係をつくっていくという課題を特別に1つの柱で位置付けました。 それから第7の柱は、中小企業と農林水産業の振興で地域経済に希望を、ということで、中小企業について、まずは消費税に関わるインボイス、そしてポイント還元等々の中小企業いじめの政治をやめる。それから大企業との商取引の不公正等々も是正する。それから、金融機関による貸し渋りや貸しはがしをやめさせていく。それからコンビニの24時間営業の見直しなどもまとめました。農林水産業につきましては、国連の「家族農業の10年」、これが今、位置付けられておりますが、この立場に立って、安心して再生産できる農産物の価格保障・所得補償を抜本的に強める。それから沿岸漁業も重視して述べてあります。 今、沿岸漁業が大変な危機に陥っておりまして、例えばクロマグロなどは沿岸漁業者に対して漁獲量を規制して、そして捕れなくさせる。それからスルメイカについては乱獲を大手がしてしまう。クロマグロは捕りたくても捕れない。スルメイカはもういなくて捕れない。こういう状況があるんですね。ですから、やはりこの間の漁業法の改悪に伴って、大手に沿岸漁業を食い荒らすという非常に深刻な事態が起こっておりまして、それを是正するということもしっかり位置付けました。