セバスチャン・スタンが若き日のドナルド・トランプを演じた映画、東京の2館で先行上映決定
米大統領選挙で132年ぶりの大統領経験者返り咲きを果たしたドナルド・トランプ氏の若き日を描いた映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2025年1月17日公開)が、今月22日から28日までの1週間限定、東京の2館(TOHOシネマズ日比谷、キノシネマ新宿)で先行上映を行うことが決定した(※特別興行のため、ムビチケカード、各種割引・各種招待券は使用不可)。 【動画】映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』新予告 全米公開時(10月11日)には、トランプ氏が上映阻止に動いたとされる本作。日本での緊急先行上映決定を受けて、監督のアリ・アッバシからコメントも到着。「日本の皆さまが、アメリカ大統領選直後にこの映画をご覧になることを嬉しく思います。この映画を観れば、アメリカがどうして今に至ったかが分かるでしょう」とメッセージを寄せた。 同映画は、1980年代、成功を夢見る”お坊ちゃん”だった20代のトランプが、父の会社が政府に訴えられ破産寸前に追い込まれる中、悪名高い伝説の弁護士コーンと出会い、洗練され、次第に実業家として成り上がっていく激動の日々を息もつかせぬ展開でスリリングに描く。 ドナルド・トランプは悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。コーンは、トランプに〈勝つための3つのルール〉を伝授し、彼を洗練させていく。コーンは次第にトランプを一流のへと成功に導くが、やがてコーンの想像を超える怪物へと変貌を遂げる。 アリ・アッバシ監督は、これまでさまざまな問題作を描き、そのすべてがカンヌ国際映画祭に出品され、本作もカンヌ国際コンペティション部門で高い評価を得た。脚本は長年トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリストでもあるガブリエル・シャーマン。 トランプを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズのバッキー・バーンズ=ウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタン。現在の強気なトランプの姿からは想像もつかない"お坊ちゃん"のトランプ役を演じるセバスチャン・スタンは、写真や動画でさまざまな時代のトランプの話し方や容姿など徹底的に研究。精細な青年から成功者へと成長する過程を圧倒的な存在感で見事に表現している。 トランプを一流の実業家へと育てた果てに、予想不可能な運命にまきこまれる弁護士ロイ・コーンには、『民衆の敵』で本年度トニー賞演劇主演男優賞に輝いたジェレミー・ストロング。まるでコーン本人にトランスフォームしているかのように演じきり、早くも賞レースの筆頭候補に名を連ねている。