佐藤流司 平安時代の和装に「動きづらくはあるけど、風流な気が」 舞台「応天の門」開幕
俳優の佐藤流司、高橋克典が4日、東京・明治座でこの日から行われる舞台「応天の門」(22日まで、同所)の取材会に出席した。 2013年から「月刊コミックバンチ」「コミックバンチ Kai」で連載中の灰原薬氏の歴史漫画の舞台化。学問の天才・菅原道真(佐藤)、都で随一の色男・在原業平(高橋)、2人の才人がタッグを組み、陰謀渦巻く平安の怪事件に挑むクライムサスペンス。 出演する11人が役の衣装と髪型で登場。慣れない衣装に佐藤は「この時代は姿形の美しさみたいなのが大事な時代かなと思う。動きづらくはあるけど、風流な気がする。こういったことが現代の劇とは違う楽しさだったりするのかな」と魅力を語った。3人がかりで衣装を着させてもらったという伴善男を演じる西岡徳馬も「実に重い。昔の偉い人は大変ですよね」と驚いた様子だった。 みどころを「全部」と答えた高橋は「平安(時代)ものは珍しいですからね。某NHKも平安ものが大人気になっていますね」と平安時代を生きた紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)に言及。続けて「ちょっといつもと違う色っぽいのかな。中身は事件もありますし、いろんな意味でお楽しみいただける」と魅力も語った。 開幕を目前に控え、高橋は「原作のファンの方もそうでない方も楽しんでいただけることを願っています。頑張ります」と意気込んだ。同取材会には青山良彦、花總まり、篠井英介、白石隼也、本田礼生、中村莟玉、高崎かなみ、坂本澪香も出席した。
報知新聞社