報徳学園の斎藤佑征選手（２年）＝兵庫県西宮市で、稲田佳代撮影

　◇フォーム修正し復調　斎藤佑征選手（２年） 　前回センバツの準々決勝・仙台育英戦で代打に起用された。緊張して足が震え、三振に終わった。その後は打撃が低迷し、昨夏の兵庫大会はメンバー外。結果ばかりに意識がいき、自分だけで何とかしようともがいた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 　先輩が引退して新チームになると、「仲間に負けていられない」と気持ちが切り替わった。一念発起してコーチにフォームを見てもらうと徐々に復調。「一人で落ち込んでいても意味がない」と気づき、不調を自覚したら人も頼って修正できるようになってきた。 　朝夕の自主練習もこなし、寮に帰れば風呂、洗濯、食事を済ませてすぐに寝る。「無駄な時間がもったいなくて」。甲子園での本塁打を夢見て、ひたすら努力を重ねている。 　（１）１７１センチ・７９キロ（２）右・左（３）内野手（４）加古川市立別府 　◇公式戦で失策ゼロ　山岡純平選手（１年） 　２学年上の兄遼太さんを追いかけ、報徳学園に進んだ。「昔からずっと優しくて、めっちゃ好き」と慕う。 　１年生でのメンバー入りを狙い、遼太さんのアドバイスで入学前から走り込みや体作りに励んだ。レギュラー選手の守備やバッティングの様子を教えてもらい、「お兄ちゃんのおかげで先輩たちの良いところを盗めた」と感謝する。 　目標通り、昨年秋の地区大会からメンバー入り。調子の良い時・悪い時のバッティングや、指導陣の教えをメモした野球ノートを大切にしている。公式戦では１安打以上を自分に課し、二塁手として失策ゼロを続けてきた。「甲子園でもこの記録を更新して、華のあるプレーを見せたい」と目を輝かせる。 　（１）１７６センチ・７２キロ（２）右・左（３）内野手（４）大阪市立旭陽 ……………………………………………………………………………………………………… 　【データの見方】（１）身長・体重（２）投・打（３）ポジション（４）出身中 〔神戸版〕