プロレスリング・ノア、DDTなど運営「サイバーファイト」社長交代…高木三四郎が退任し「サイバーエージェント」副社長の岡本保朗氏就任
IT大手のサイバーエージェント(東京・渋谷区)は16日、渋谷区のシャトーアメーバ0スタジオでプロレス事業に関する記者発表会を開催した。 同社は、関連会社として2020年9月1日にプロレスリング・ノア、DDT、東京女子プロレスなどを運営するプロレス事業会社「CyberFight(サイバー・ファイト)」を設立。以来、社長をDDTのプロレスラー、高木三四郎(54。本名・高木規)が務めてきたがこの日の会見で新たにサイバーエージェントの執行役員で副社長の岡本保朗氏(48)が社長に就任することを発表した。 岡本氏は1975年8月7日生まれの48歳。早大社会科学部卒。2000年4月にサイバーエージェントに入社。07年4月にインターネット広告事業本部統括本部長就任。08年12月に取締役就任。10年10月に常務取締役。14年12月に専務取締役を経て20年10月に取締役兼執行役員副社長となった。 会見には岡本氏、高木、サイバーファイト取締役でノアのフロントトップである武田有弘氏、ABEMAプロレスアンバサダーの武藤敬司が出席した。 会見で今回の新体制について高木が自ら退任を決断し岡本氏へ社長就任を打診したことを明かした。高木は同社の副社長としてDDT、東京女子の運営に専念する。 新社長の岡本氏は、高木からの打診を「すごく光栄なお話」と明かし「業界一番の会社にするんだと今までやってこられた。業界ナンバーワンの会社にしたい」と掲げ「リング上にはすばらしい選手、スタッフがそろっているので全幅の信頼を置いています。私は経営に専念したいと思っています」と明かした。 岡本氏は、就任に際し3つの目標を発表した。一つ目は「WWEとノアとの関係強化」。現在、ABEMAがWWEを生配信しており、こうしたルートを使って交渉を行っているという。2つ目が「新規協賛企業の獲得」で現時点で新たに2社が内定したことを明かした。3つ目が「ABEMA生中継の強化」。また、会見では武田氏が佐々木憂流迦、Eitaのノア入団。さらに武藤が新たにノアのスカウティングアドバイザー就任を発表した。 武藤は「プロレスの仕事に携われてうれしく思っています」と明かし、新人発掘へ「3年後、5年後、先を見越した予算を出してほしい」と岡本氏へ要望していた。 ◆サイバーファイト新体制 代表取締役社長 岡本保朗 副社長 高木規 同 丸藤正道 取締役 武田有弘 同 西垣彰人
報知新聞社
【関連記事】
- 「CyberFight」から独立「ガンバレ☆プロレス」、大家健が約束「ただのプロレス団体とは思わないで…何でも屋さんです」…4・27北沢で第1弾
- ノア&DDTなど動画配信「WRESTLE UNIVERSE」アップデート、「みちのく」「REAL ZERO1」「センダイガールズ」3団体の配信開始
- 「ガンバレ☆プロレス」、3月いっぱいで「CyberFight」から独立…4月から新会社を設立
- ノア、DDTなどを運営する「サイバーファイト」、13日以降の会場でのマスク着用ルールを発表…「当面の間は引き続きご来場の皆様にマスク着用をお願い」
- 拳王、「絶縁」通告された清宮海斗と「復縁」前進か…「タッグ」結成に歓喜「俺は清宮海斗が大好きだ!」…4・15新宿全成績