書き換えられた契約書を見せつける刀羅ナツコ

　女子プロレス「スターダム」の因縁深まる「クイーンズ・クエスト（QQ）」と「大江戸隊」の最終決戦（22日、東京・国立代々木競技場第二体育館）は、「最終敗者〝以外〟の4名が強制ユニット脱退マッチ」で行われることが決定した。 【写真】書き換えられた契約書 　QQの自称リーダー・上谷沙弥が大江戸隊の渡辺桃にラブコールを送ったことで2組の抗争が激化。最終決戦ではQQの上谷、AZM、妃南、レディ・C、天咲光由組と大江戸隊の刀羅ナツコ、渡辺、テクラ、吏南、琉悪夏組が激突する。 　大江戸隊から試合形式を一任された岡田太郎社長は、「大江戸もQQもスターダムの中で歴史のあるユニットです。ユニット解散マッチなどさせたくありません」とし、最後に負けた選手をユニットから追放するルールにすることを9日の取材で明かしていた。 　11日に都内で開かれた会見では大江戸隊の悪質性を鑑み、岡田社長が契約書を作成。全員の前で契約書を読み合わせ、全員がサインを入れると、岡田社長が捺印した。 　捺印されたところで大江戸隊のリーダー・刀羅は「全員サインしたね？　ハンコ押したね？」と確認すると、第3条に記された敗者チームの約束事項「本試合に敗北したユニットは、最後に敗退した選手の1名のみを強制的に脱退させるものとする」という項目の異変を指摘。おもむろに「敗退した選手1名のみ」の部分のシールをはがすとそこには「敗退した選手以外の4名を」と記されていた。 　大江戸隊の手によって契約書が改ざんされていたようだが、既に全員が同意の上署名捺印済み。慌てふためくQQと岡田社長に向かって刀羅は「事前に送ったものと違う？　何言ってんだよ。さっき『全員のサインがあるものがきちんとした契約書だ』って言っただろ？　それだよ。ちゃんと契約書読まなかったお前らが悪いんじゃないの？」と不敵な笑みを浮かべた。その上で「おい、上谷、最後に負けるのはお前だ。一人残ってQQ事実上解散みたいなものでしょ？　負けたからって名前変えて再結成とかしてくんじゃねえぞ？」と念を押した。 　大江戸隊の横暴に岡田社長は「事前にQQ、大江戸隊に送った文書と違うのですが…、会社としてもハンコを押してますので、その形でやらせていただきます。契約書をしっかり管理できていなかったことは申し訳ございませんが、よろしくお願いします」と謝罪した。 　大江戸隊の悪逆非道な行為にあきれた表情のQQメンバーだったが、AZMや他のメンバーから正式にリーダーとして認められた上谷は「どんなルールになろうとQQが勝てばいいだけの話。絶対に勝って、最高の未来をつくります」と堂々と語った。