「今江前監督からどうだって言ってもらったのが一番」リリーフ転向決断の楽天・藤平尚真投手は侍ジャパンにも初選出 岸孝之投手を憧れる理由「岸さんがパッと現れてチームに勝ちを持ってきてくれる」【ヒーローインタビュー】
ファームで自身の調整方を見つめ直し、焦らずコンディショニングに時間を費やした藤平投手。およそ1か月半、1軍から離れたことで、今までにない感情が芽生えたといいます。 楽天 藤平尚真投手: 「去年までは、僕ファームの時間がシーズンの半分とかある時もあったので、ファーム慣れじゃないですけど二軍に慣れてしまうこともあったんです。でもやっぱり一軍の試合から急にファームにいった時に、絶対にここじゃないなと。プロ野球選手でいるんだったらここで野球やるんじゃなくて、しっかり一軍のたくさんお客さん入った中で試合をするのが大事だなと再確認して、一軍に行ってすぐやりたいって気持ちがあったので、それがモチベーションになっていた部分はありますね」 ■「自信」こそが躍進の原動力 再認識した自分の居場所。1軍復帰後は、堂々としたマウンドさばきで役割を全うし、セットアッパーを任されるまでに成長。特に圧巻だったのが、9月のオリックス戦。先頭の好打者・森友哉、過去4度の3割打者・西川、去年の首位打者・頓宮をストレートで三者連続三振。 こうして積み上げた、「自信」こそが藤平投手躍進の原動力となっていました。 楽天 藤平尚真投手: 「一番は一軍で投げ続けることがやっぱり僕の中ですごく大事で、結果出し続けるのにも。一軍でしっかり投げていないと分からないことばっかりだったので、良い時も悪い時もコーチ・監督が今年はやられても使い続けてくれたので。怖さというか次打たれたらファーム行かないととかこれやばいなというのはなく、投げ続けられました。自分のパフォーマンスを出してダメだったらもう一回しっかりやれば大丈夫と言ってもらったので、そこに甘えてはないですけど割り切って試合でパフォーマンスできたってのは、すごい大きいかなって思います」 では、藤平選手の憧れる選手は誰なのでしょうか。 ■岸さんがパッと現れて… 楽天 藤平尚真投手: 「1年目からずっと一番近くにいる岸さんの姿ってのは、目指していきたいところです」
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