今年、新社会人になります。初任給は20万円ほどです。生活費はどんな内訳になるのでしょうか?
収入に見合った生活費となるよう計画を立てよう
初任給が20万円といっても、そこから所得税と雇用保険料が引かれたうえで、残りが振り込まれる形となるでしょう。しかし、初任給の場合には、給与額と手取りにそこまで大きな差は生じません。問題は翌月から、さらには来年からの手取りです。 入社後2ヶ月目からは所得税と雇用保険料にくわえ、厚生年金保険料や健康保険料も引かれます。翌年からは住民税も引かれるため、手取りはさらに少なくなる可能性が否めません。おおよそ、給与の8割程度が手取りとなるとみておきましょう。 新入社員は、将来の手取り額に見合った支出となるよう生活と向き合う必要があります。自分の生活費の内訳を把握し、節約できるところは、1ヶ月目から支出を抑えるなどの工夫も不可欠です。そのうえで、無理のない生活となるよう計画を立てていくことを心掛けましょう。
手取り額に注意して家計を調整しよう
初任給20万円という額は、大卒であればそこまで高い水準ではないものの、スタートとしては決して悪くありません。ただ、生活費には要注意です。一般的な1人暮らしの人の平均消費支出額は、約16万円です。 賃貸物件に住む人は20万円を超えてくる可能性があり、初任給の20万円では足りません。翌月や翌年からはさらに手取りが減る可能性があるので、節約を心掛けるなど意識的に家計を調整していきましょう。 出典 一般財団法人労務行政研究所 2023年度 新入社員の初任給調査 総務省統計局 家計調査 2022年(令和4年) 平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部