JO1全国ツアー開幕、生バンド編成でダイナミックな「ワンダーショー」を実現
全国4都市で14公演開催されるJO1の全国ツアー『JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』が、11月23日(土)にKアリーナ横浜で行われた横浜公演を皮切りにスタートした。 【写真ギャラリー】『JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』(計9点) JO1×WONDER SHOWを彷彿とさせる“JO1DER SHOW”というフレーズは、今後ずっと引き継がれていくタイトルになるとのこと。川尻蓮は「“JO1DER SHOW”というタイトルを僕たちとJAM(JO1のファン呼称)のみなさんで育てていきたいなと思います。なので、僕たちもそうですけど、JAMのみなさんもこのショーの一員です。今日は初日ですよ、キックオフですよ!」と告げ、会場を大いに沸かせた。 一部のユニット楽曲以外は、生バンド編成でのパフォーマンスとなった本公演。『HITCHHIKER』期のインタビューで、與那城奨は「“ライブ感を主体にして、みんなで楽しめる”っていうのが、第4章のコンセプト」と語っていたが、『第66回 輝く! 日本のレコード大賞』で優秀作品賞に選出された「Love seeker」や最新シングルのリード曲「WHERE DO WE GO」を筆頭に、その言葉を体現するような大迫力のステージが繰り広げられていく。また、勢いのあるファンクチューンだけでなく、バラードで美しい歌声を響かせたり、趣向を凝らしたユニットステージを展開したりと、JO1というグループ、ならびに11人ひとりひとりの可能性を拡張するような公演を作り上げた。 MCでは、『第75回 NHK紅白歌合戦』出場や『第66回 輝く! 日本のレコード大賞』優秀作品賞受賞の喜びを、JAMと分かち合う一幕も。ついで、ビジョンにサプライズ映像が映し出され、『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』の開催が発表されると、会場は歓声と拍手に包みこまれた。初となるワールドツアーの決定に、佐藤景瑚が「(筋トレの)メニューを2倍にします」と笑いを誘ったかと思えば、木全翔也は「JAMが喜んでる声を聞くと、なんかこうきますよね」と言葉にならない想いを零し、川尻は「みなさんっていうか、あなたのおかげです!」と強く念を押す。最後には、與那城が「ここからですよ、JO1。本当に。世界に羽ばたいて、頑張っていきますので。厳しい道のりだと思います。だけどJO1、そしてJAMのみなさんで力を合わせて、頑張っていきましょう」と力強く意気ごみを語った。 数々のイベントにも出演し、“自分たちならではのライブ”と向き合ってきたJO1。ワールドツアーへ打って出ることにもなる『JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』は、現時点の彼らが導きだしたひとつの集大成なのだろう。彼らが仕掛けるワンダーショーは、きっと世界でも爪痕を残すに違いない。
Rolling Stone Japan 編集部