【海外旅行保険】入っておいたほうが良い理由。クレジットカード付帯保険でもいいの?
夏休みで海外旅行に出かける人も増えてくると思います。そんなときに疑問に思うのが「海外旅行保険って入ったほうがいいの?」ということ。旅行好きのエディターが実体験を交えて、回答します。 【写真で解説】クレジットカード付帯の海外旅行保険で本当に足りる? 確認すべき3つのポイントとは?
海外旅行保険、入るべき?
海外旅行保険は加入したほうがいいのでしょうか? これまで何度も旅行をしてきて、旅ガイドブックも出版したことがある旅好きエディターの結論としては、「旅行保険には必ず入っておく」です。 海外旅行保険は「掛け捨て」。旅先で病気やケガなどをまったくせず、病院にかかることもなく無事に帰ってきた場合でも、支払った金額は1円も返ってきません。なので、これまで旅先で保険を使ったことがない人の場合は特に「おそらく今回も大丈夫でしょう」という気持ちから、旅行保険に入らないで旅行をする人もいるかもしれません。
海外で病院にかかると、日本よりかなり高い費用を請求される
では、実際にどれくらいの費用がかかるのか。最近、旅行でカナダを訪問してきた人が救急病院にかかるのに付き添った経験をしたので、いったいいくらかかったのか、その全貌をシェアしたいと思います。 症状は骨折の可能性。救急病院へ行き、レントゲンを撮り、医者に診断をしてもらいました。 費用は、救急病院を訪れて、先生に診てもらうだけで支払った金額は、約15万円。そして、レントゲン撮影費用として4万円弱。あっという間に、約20万円の支払いとなってしまいました。 そのときに料金表をもらったのですが、たとえばMRIを撮ることになれば、20~30万円(病院によって異なる)、緊急で手術をすることになれば100万円以上! 旅行者向けの金額はかなりの高額です。 また今回は、カナダに居住している私が一緒だったので、どの病院に行くべきかも迷いがなかったし、受付の手順も知っていたし、病院での英会話にも困りませんでしたが、もしこれが初めての旅先で、英語もあまり得意ではなかった場合……。かなり大変だったと思います。でも、海外旅行保険に入っておけば、海外から日本語で相談できる電話窓口が設置されているので、相談することもできます。電話による通訳サービスがある旅行保険もあります。 このような点から、掛け捨てでも海外旅行保険には入っておく大きなメリットがあると思うのです。 なお、先述の旅行者は、帰国後に申請すれば支払った金額が全額返金されるとのこと。申請に必要な書類は電話窓口でも教えてもらえますので、忘れずにその場でもらっておきましょう。 ちなみに私は何度も旅行しており、毎回必ず旅行保険には入っていますが、幸いなことに旅行保険を使ったことが1度もありません。そう思うともったいないのかもしれませんが、旅行保険に入らず旅行をして何かあったときの支払い金額が怖すぎるので、安心材料としてこれからも入り続けます。
高橋 香奈子