アパートの退去時、「畳の張替え代」を請求されました。特に汚していないのですが、支払うべきでしょうか?
畳の張り替えが必要な場合の費用相場は?
故意・過失や注意不足が認められた場合は、借り主の負担で畳を修繕する必要が生じます。 畳の張り替えをする際は、畳床をそのまま使って畳表と畳べりを新しくする「表替え」が一般的です。 畳表替えの費用相場は以下の通りです。 ・エコノミー:5000~1万円 ・スタンダード:1万~2万円 ・プレミアム:2万円~ 賃貸アパートの場合は、1畳あたり5000円~1万円程度のエコノミータイプの畳が使用されていると考えられます。 なお、損耗がひどすぎて畳床も交換しなければならない場合は、素材にもよりますが、上記に加えて5000円~9000円ほどがかかるようです。
アパート退去時の畳張り替えは基本的に貸主負担
アパート退去時には、借り主に原状回復義務が生じます。 しかし畳の張り替えについては、故意・過失など通常の使用方法を超えるような使用などがない場合は、修繕費用は貸主が負担することが一般的です。 故意・過失や注意不足で畳を傷つけてしまったり、特約で借り主が修繕費用を負担する旨が記載されていたりする場合は、1畳あたり5000円~1万円程度で畳表替えをする必要が生じることもあるようなので注意が必要です。 出典 国土交通省住宅局 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(11.25ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部