【兵庫県知事選】候補者の横顔④医師・大沢芳清氏(61)「告発を潰そうとしたことは大きな問題」
11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選は、過去最多の7人の候補者が立候補し、県議会の不信任決議により失職した前知事に、国会議員・市長経験者ら6人の新人が挑む構図となりました。17日の選挙戦の火ぶたが切られる中、それぞれの候補者が届け出後に街頭で訴えた演説内容と、候補者の略歴を紹介します。 【兵庫県知事選】候補者の横顔⑤会社経営・福本繁幸氏(58)「県民、職員のケアを徹底的に行う」
■立候補後の第一声(10月31日 JR元町駅前にて)
医師・大沢芳清氏 「知事と幹部職員が告発を潰そうとしたことは大きな問題。二度とこうした事態を起こさないために、組織づくりとリーダーである知事の役割はとても重要。尼崎市内で病院の院長をしているが、コロナ禍では、職員と何度も話し合いを行い、患者の診療を受ける権利を守ろうと話し合って、入院の受け入れを続けた」 「混乱した県政を正常化し、まず何より職員と話し合って県政を運営する。国民健康保険料・介護保険料を引き下げ、県の制度で18歳までの医療費を無料にする。県立高校の統廃合を中止し、県独自の返済のいらない給付制の奨学金制度を作る。県民の暮らし、安心を支える県政に転換する仕事に全力で取り組む」
■候補者の略歴
大沢芳清(おおさわ・よしきよ)61歳 ①無所属・新人(共産が推薦) ②出身地:大阪府岸和田市 ③経歴:1991年兵庫医科大医学部卒、尼崎医療生協病院院長 ④首長・議員歴:なし ◇◇◇◇
11月17日投開票の兵庫知事選には、届け出順で、前参院議員の清水貴之氏(50)、前尼崎市長の稲村和美氏(51)、前兵庫県知事の斎藤元彦氏(46)、共産の推薦を受ける医師の大沢芳清氏(61)、会社経営の福本繁幸氏(58)、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)、会社経営の木島洋嗣氏(49)の7人が立候補しています。