「勝手に涙が出てきて」100mバタでパリ五輪出場をつかんだ池江璃花子が葛藤した日々を語る
競泳女子100mバタフライでパリ五輪の切符を手にした池江璃花子選手が29日、都内で取材に応じ、選考会前に感じていた心境を明かしました。 【画像】【競泳】3度目の五輪決めた池江璃花子 「ノミになってみよう」発言の真意とは 「(パリ五輪代表に)決まった実感がまだない」と答える池江選手。先日の選考会で2着の池江選手は57秒30で3位の松本信歩選手とわずか100分の1秒差の接戦を制しました。 池江選手は「2月に自分の気持ちがピークでおかしいくらい緊張してた。食事にいったが選考会で頭がいっぱいでためいきがとまらなかった。おいしいし楽しいのに心から楽しめない」と当時の心境を明かしました。「勝手に涙が出てきて緊張して怖くて、しばらく続いてた。だんだん落ち着いて楽しみな気持ちになった」とパリ五輪へかける思いから自身を追い込んでいたと話します。 今はメダルを狙っていないという池江選手。「2016年のリオ(五輪)の高校1年生の時の記録を抜くことが目標」と5位入賞した56秒86をきりたいとコメント。 「池江璃花子が世界に戻ってきた。オリンピックも三度目の正直。とにかく池江が戻ってきて強かった、去年と全然違うじゃんとおもってもらえるような選手になってオリンピックに戻りたい」と意気込みました。