藤井聡太竜王より先に竜王戦の「勝負めし」味わえる! 福井名物のおろしそばやソースカツ丼など38品提供開始
福井県あわら市で10月19、20日に開催される将棋の第37期竜王戦第2局で、棋士が食べる「勝負めし」メニューの提供が市内飲食店やカフェなどで始まった。福井名物のおろしそばやソースカツ丼、若狭牛を使ったカレーやお好み焼きのほか、ドリンク、おやつを含めて38品。藤井聡太竜王(22)=名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=や挑戦者の佐々木勇気八段(30)より一足先に味わい、竜王戦の雰囲気に浸ることができる。 芦原温泉駅西口のアフレア内「いろはゆAWARA」は、オリジナルの「熟成鯖勝つカレー」(税込み1980円)を提供している。あわら特産「とみつ金時」、県産熟成サバ、越のルビーといった福井の食材を使用。藤井竜王が好きだというバターライスに若狭牛を煮込んだルーをかけ、程よくスパイシーに仕上げた。店舗責任者の福山毅さんは「サバの青臭さを消し、食べ応えのあるボリュームでインパクトもある。ぜひ藤井竜王に食べてもらいたい」と話す。 おやつは、とみつ金時を使ったチーズケーキやプリン、ドリンクは福井のブランド米「いちほまれ」の甘酒、トマトジュースなどがある。 各店では、市など実行委が手がけた勝負めしメニューブックの完成に合わせて、提供を始めた。12月末まで食べることができる。 対局日は両日とも、午前10時におやつとドリンク、午後0時半に勝負めしとドリンク、午後3時におやつとドリンクが提供される。両棋士の勝負の行方とともに、どんな勝負めしを選ぶかにも注目が集まる。 勝負めしは市内事業者を対象に公募した。38事業者から62品(勝負めし21品、おやつ25品、ドリンク16品)の応募があり、選考で38品(勝負めし18品、おやつ12品、ドリンク8品)に絞られた。棋士に何を食べてもらいたいかを投票するコンテストには県内外1006人が参加した。対局終了後に市ホームページで各部門の上位3品を発表する。
福井新聞社